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【J1:第31節 札幌 vs 浦和】レポート:システム変更を敢行した浦和が敵地で見事な逆転勝利。中央からの力強い攻撃で勝点3を掴み取った(08.11.08)

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11月8日(土) 2008 J1リーグ戦 第31節
札幌 1 - 2 浦和 (14:04/札幌ド/28,901人)
得点者:13' ダヴィ(札幌)、28' 田中達也(浦和)、54' エジミウソン(浦和)
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立ち上がりにリズムを掴んだのはアウェイの浦和だった。「今日はフォーメーションが変わった」とゲルト・エンゲルス監督が話したように、この日の浦和は前節までとはシステムを変えて4バックでスタート(システム全体は4−2−3−1とも4−3−3とも言える)。これまでベースとしてきた3−5−2と違って左右アウトサイドに2人ずつが配置されることにより、それまで1枚のウイングバックとしてハードな上下スプリントを続けてきた相馬崇人、平川忠亮の負担が軽減されることになった。そして、サイドの人数が増えたことによりゲームメーカーであるポンテのパス選択肢が増え、ここ最近は若干運動量を減らしていたこの選手がボールを動かすことで再び存在感を強めることができるようになった。そこに、立ち上がりから相手ボール保持者へハードにプレスを仕掛け続けた田中マルクス闘莉王のアグレッシブさが加わり、浦和がペースを握った。初先発となったエスクデロも、臆することなく存在感を見せていた。

しかし、最初の得点は札幌が奪う。13分、カウンターからクライトンがロングパスを前線に蹴り込み、相手DF2人を振り切ったダヴィが豪快に浦和のゴールネットを揺らしてみせた。

浦和は個の力で札幌よりも上回っていたこともあり、立ち上がりからリズムを掴んではいたが、攻から守へと切り替わった際にバランスが整っていなかった印象だ。その原因はやはり、オフェンス陣のプレースタイルにあると見ていいだろう。左右のウイング的な位置で起用された田中達也とエスクデロは内側へ入り込んでのプレーが好きな選手。前線のエジミウソンはボックス内での強さが武器の選手だし、ポンテもインサイドでのプレーが多い。また、後方から攻め上がる闘莉王も相手ゴール目がけて飛び込むタイプ。つまり、攻撃が中央に偏りがちになり、奪われたボールをサイドに散らされると簡単に数的不利になるきらいがあった。

ただし、一概にそれが悪いと言い切ることができないこともまた事実だろう。なぜならば、この試合で浦和が奪った2得点はどちらも中央から相手守備を破ったものだからだ。28分の同点ゴールはエジミウソンが右サイドから内側にドリブルで切れ込んで起点となり、中央からポンテが放ったミドルシュートがポストに当たった跳ね返りを田中達が蹴りこんだもの。54分に生まれた2点目は攻め上がった闘莉王の浮き球パスを、札幌守備陣が処理を誤ったところをエジミウソンが足を伸ばして押し込んで得た。そして、この2ゴールで得たリードを守りきって浦和が敵地で勝点3を手にしたのである。攻撃が偏っているという指摘もできるが、逆に、そういう攻撃だったからこそ勝利を得られたとも言えるだろう。浦和は暫定ながらも2位へと浮上した。

一方、敗れた札幌だが、前々節に17位以下が確定しながらも気持ちを切らせることなく、この試合の前日も非公開練習を行なうなどして高いモチベーションを維持してきた。しかし、この日も今季のウィークポイントとなっていた守備が持ちこたえられなかった。ゾーンディフェンスを採用していることの弊害でもあるのだが、人と人の間でボールを持たれた際に対応が遅れてしまい、そこから簡単にパスを展開されることがこの試合でも目に付いた。
リーグ戦は残り3試合。17位以下が確定したからといって、すべてが手遅れなわけではない。スタンドに詰め掛けるサポーターにプロとしての意地を見せるためにも、全力で修正を施す必要があるだろう。

以上


2008.11.08 Reported by 斉藤宏則
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