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【J2:第43節 横浜FC vs 仙台】プレビュー:昇格内定に向けて高いモチベーションで臨む仙台に対して、成熟の手応えを得つつある横浜FCが第2クールのリベンジを狙う。(08.11.22)

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11月22日(土)J2 第43節 横浜FC vs 仙台(14:00KICK OFF/ニッパ球
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 今、仙台のサポーターは大きな緊張感に包まれているに違いない。J1への昇格争いも大詰めで、4位に若干の差をつけているが、1回の敗戦で立場が変わりうる状況。昇格を果たすチームは、こういう時こそ充実したゲームを展開する。横浜FCのサポーターには2006年に体験した緊張感を思い出す方も多いだろう。この試合では横浜FCはその緊張感を味わう立場にはないが、緊張感を持って乗り込んでくる仙台の選手、サポーターを受け止める試合となる。

 横浜FCは、前節のFC岐阜戦で約2ヶ月ぶりの勝利を収めた。「立ち上がりと最後はバタバタしたところもあったが、狙い通りのポゼッションを行うことができた」(都並敏史監督)というように、立ち上がりをしのぎ、徐々に横浜FCのペースに引き込むと、後半の選手交代を期に横浜FCが山田卓也のゴールで得点、その後のFC岐阜の猛攻も耐えて、90分間のタスクを完遂し勝点3を手中に収めた。第3クールの課題は、良いプレーをする時間がありながら、相手のペースチェンジに対応できずに、スキを作り勝点を落とすことであった。その課題を克服したという意味で、FC岐阜の勝利は非常に大きなものであった。

 「良いサッカーができる時間があるチーム」から「勝点3に結びつけられるチーム」への脱皮に必要なことは選手の底上げと戦術理解の向上による、チーム全体の成熟である。今年の横浜FCの目標は1年でのJ1復帰と、J1でも勝ち残れるサッカーの構築であった。前者は達成できなかったが、後者については「80%ぐらいは土台ができた」と都並監督は語る。「もっと選手層の厚さや戦術理解は必要だが、誰が出ても、どことやっても形を維持できるようになった。中盤の選手は求められるものが多い中で理解度が高まっているし、全体的に戦術理解を試合で表現するという意味でたくましくなった」と、チームの基盤についての手応えは大きい。この成熟を来年に繋げるためにも、残りの3試合で果実を取らなければいけない。成熟度を測るには、もう1つの目標だったJ1昇格に挑戦中の仙台は格好の相手だ。「チームは成長してきている。相手は固くなるだろうし、これまでの2試合とは別物になるだろう。仙台の良さは中盤の流動性とプレーの質だが、こちらから攻めることで相手の良さを消していきたい」と、成熟したチームを仙台にぶつけて勝利を狙う。

 仙台は4位湘南まで勝点差4としており、最終的な3位以内を目前にしている。他の試合の組み合わせから、今節で3位以内を決定することはできないが、4位以下の混戦具合を合わせて考えても、この試合での勝点3は必須だ。「他力本願だが、残り3試合でしっかり勝点9を取って、2位での昇格内定があるという気持ちを持つ」(手倉森誠監督)と、この試合には、強いモチベーションを90分間ぶつけてくることは間違いない。

 その仙台は、前節一足早くJ1昇格内定を決めた広島と対戦した。仙台は広島戦に3ボランチを採用。3トップ気味の1トップ2シャドーによって、3バックの広島のサイドの裏を狙った。しかし、前半こそ前線に早くボールを入れるプレーが見られたものの、広島の守備意識の高さに狙いは消され、一方で広島の巧妙なポゼッションに押し込まれるようになる。スローインから菅井直樹のゴールで先制するものの、前半終了間際に押し込まれ佐藤寿人に同点ゴールを浴びる。後半も一方的に押し込まれるが、耐えながら勝点1という最低限の結果を得た。ただ、押し込まれながらも要所では粘り強さを見せ、広島相手でなければ、もっと仙台のペースでサッカーができている展開だった。その意味で、同じプレーを続けられるかどうかが問われる。4-4-2の布陣の横浜FC相手で、3ボランチを継続するのか。「チームには2つのポジションができた。相手の長所と短所を見極めて決めたい」と手倉森誠監督が広島戦後に語ったが、継続を重視するか、布陣を代えてくるか、戦い方の選択にも注目だ。

 1回目の対戦は、両チームが攻撃を中心にゲームを組み立てる中、エリゼウのゴールで横浜FCが追いつき引き分け。2回目の対戦は、アンデルソンを中心とした組み立てがうまくいかず、仙台の鋭い攻撃に2失点を喫して敗戦した。お互いにポゼッションを指向しているだけに、うまくハマれば緊張感がありながら、攻撃的なゲームとなるはずだ。お互いに中盤でどの程度ポゼッションできるか、ルーズボールをどの程度モノにできるかが、勝負を分けるポイントになるだろう。

 昇格を狙うチームを迎え、想像以上の緊張感をもった試合が予想される。このような試合では、100%の力を出したチームが勝点3を獲得し、固くなったり、遠慮があるチームは敗れ去る。互いに持てる力を出し合う90分間を楽しみにしたい。

以上

2008.11.21 Reported by 松尾真一郎
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