12月6日(土) 2008 J1リーグ戦 第34節
浦和 1 - 6 横浜FM (14:31/埼玉/53,583人)
得点者:22' 兵藤慎剛(横浜FM)、46' 河合竜二(横浜FM)、56' 細貝萌(浦和)、64' 小宮山尊信(横浜FM)、76' 小宮山尊信(横浜FM)、80' 河合竜二(横浜FM)、86' 大島秀夫(横浜FM)
携帯でこの試合のダイジェスト動画を見るなら - ライブサッカーJ -
----------
浦和が最終戦で、今季を象徴するかのような大敗を喫した。
ホーム埼玉スタジアムには5万を超える大サポーターが集まったが、熱い声援も停滞するチームは救えなかった。22分、横浜FMにPKを献上すると、これを兵藤慎剛に決められ0−1。後半開始1分には河合竜二の強烈なミドルシュートでリードを2点に広げられると、56分に細貝萌のゴールで一時は1点差に詰め寄ったが、そのあとが続かなかった。
64分、小宮山尊信に左足で見事なゴールを許すと、76分にも今度は右足で小宮山にゴールネットを揺らされた。さらに80分に河合、86分に大島秀夫にゴールを許して今季最多の6失点と、浦和はいいところなく90分を終えた。
優勝はおろか、ACL出場圏内の3位以内もねらえないなか、チームは完全に目標を失った。「1−2まではよかったが、3点目が入ってからは相手の勢いに押されてしまった。選手はモチベーションを保つのが難しかったと思う」。この試合を最後に退任が決まっていたエンゲルス監督もさびしげな表情で、静かにそう振り返った。
「0−1で前半を折り返して、後半も1点取られたが、なんとか1点を返して、これからというときに3点目を与えてしまった。あとは3位以内とかそういう目標もなく、選手それぞれの気持ちがバラバラになってしまい、攻めも守りもうまくいかなかった」。指揮官同様、MF平川忠亮も(横浜FMの)3点目がすべて、終盤は完全にチームが崩壊したと、力なく話した。
73分には、MF内舘(ベンチ外)とともに今季限りで契約満了が決まっている元日本代表FW岡野雅行が途中出場し、持ち前のスピードを生かした突破からチャンスを窺ったが、焼け石に水。長くムードメーカーとしての役割を担ってきた岡野といえども、完全に横浜FMに傾いた流れを止めることはできなかった。
それでも「最後にピッチに立ててよかった」と岡野。赤いユニフォームでのラストゲーム、短い時間ではあったものの、大敗のなかで岡野らしさを垣間見せたことはわずかな光明だった。
この試合を持って、エンゲルス監督、岡野・内舘の両ベテランがチームを離れ、試合後にはフォルカー・フィンケ新監督に加え、新たな統括責任者が発表された浦和。最終的にはリーグ7位、無冠に終わったシーズンを忘れるべく、早くも新たなスタートに立ったといえるかもしれない。
一方の横浜FMは、6ゴールの快勝で連勝を3に伸ばしてシーズンを終えた。前半こそ1点のリードにとどまったものの、後半は「モチベーションの差を見せ」効果的に得点を重ね、浦和を突き放した。前線では、坂田大輔、兵藤、齋藤学の3トップが躍動し、守っては中澤佑二、松田直樹、栗原勇蔵の3バックで浦和のシュートをわずか2本に抑えた。
「これを天皇杯につなげたい。できれば来週ぐらいに(試合を)やりたい気持ち」と木村浩吉監督も鼻息を荒くするほど手応えを感じているよう。今季はリーグ9位と低迷を続けた横浜FMだが、残るタイトルに照準を合わせるように、状態は上向きつつある。
以上
J’s GOALニュース
一覧へ【J1:第34節 浦和 vs 横浜FM】レポート:後半に出たモチベーションの差。浦和、岡野のラストゲームを飾れず(08.12.07)















