アルアハリ 2 - 4 パチューカ (13:45/国立/人)
得点者:28' オウンゴール(アルアハリ)、45' フラビオ(アルアハリ)、47' モンテス(パチューカ)、73' ヒメネス(パチューカ)、98' アルバレス(パチューカ)、110' ヒメネス(パチューカ)
チケット情報|FCWC特集サイト|全試合日本テレビ系列で生中継
----------
前半と後半で、これほど違ったサッカーになるのも珍しいのではないか。前半を終わって、スコアは2対0。リードしていたのは、得意のカウンター攻撃から効果的に2点を奪ったCAF代表のアルアハリ(エジプト)だった。
しかし、後半になると状況は一変。結局90分を終えて2対2の同点となった試合は、延長戦の末、4対2とCONCACAF代表のパチューカ(メキシコ)に軍配は上がった。
120分を通して終始ボールを支配したのは、テクニックに秀でるパチューカだった(支配率は62%)。ただ、前半のパチューカはイタズラにボールを保持しているようで、試合を支配していたとはいえなかった。技術の高さはうかがえたが、ゴールへの意識は薄い。逆に守勢に立ちながらもゴールを意識してプレーしていたのは、アルアハリの方だった。
得意の形にハマったのかもしれない。自陣でボールを奪うと、すぐさま攻撃にスイッチが入り、数人の選手が一気に相手ゴールを目指しスピードアップする様は見ていて美しかった。
その中心にいたのは“アフリカのジダン”とも称されるエジプト代表FWアブータリカで、結局アルアハリが奪った2点はいずれも彼絡みだった。
28分、ハーフウェイライン手前でインターセプトしたアブータリカは、そのまま約50メートルをドリブルで持ち上がり、左からのクロスで相手DFのオウンゴールを誘うと、前半終了間際には速攻から右サイドに抜け出しバラカトへ丁寧なスルーパス。最後はバラカスのラストパスからフラビオが決めたが、お膳立てをしたのがアブータリカだったことは間違いない。
前半を終わった時点で、パチューカ関係者を除く、観客の誰もがアルアハリの勝利を疑わなかったことだろう。それでも、最後に笑ったのはメキシコの古豪だった。
「4失点はすべてミスから。いつものウチのサッカーではなかった」
マヌエル・ジョゼ監督(アルアハリ)はそう振り返ったが、後半のパチューカが前半とは違ったのも確か。ハーフタイムに2人の選手交代を行なうと、システムをそれまでの3-4-3から4-4-2へシフト。すると47分、代わって入ったばかりのモンテスのFKがラッキーな形でゴールに吸い込まれると、完全にリズムを引き寄せる。そして73分には再びFKから、今度はヒメネスが左サイドネットに豪快に突き刺し同点に追いついた。
4バックになったことで守備が安定したパチューカは攻撃に幅が生まれ、一方のアルアハリはリードを失い、得意のカウンターの威力も徐々に失われていった。
こうなれば、パチューカの思うツボ。身長170センチに満たない小柄な選手を多数抱えながらも小刻みなドリブルに素早いパスワークでアルアハリを圧倒し、98分にアルバレス、110分にはヒメネスがこの2点目を叩き込み4対2と試合を決めた。
終わってみれば「内容からして勝利はふさわしいと思う。よかった方が勝ったという単純なこと」(エンリケ・メサ監督/パチューカ)。前回大会は初戦でチュニジアのエトワール・サヘルに敗れたパチューカだが、見事アフリカ王者に雪辱し、CONMEBOL代表のリガ・デ・キト(エクアドル)への挑戦権を手にした。
以上
2008.12.13 Reported by 栗原まさお
◆FCWC無料携帯サイトでもコンテンツを続々追加していきます!
まずは下記QRからアクセス!&Bookmarkを!














