3月7日(土)J1 第1節 川崎F vs 柏(16:00KICK OFF/等々力)
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昨年の4月以来の復帰となった関塚隆監督は、タイトルを狙うにあたりチーム作りの方針を示している。ポイントは、昨シーズンを通して発揮していた攻撃力を落とすことなく、守備力を高めるということ。そこの方針に従ってチームは準備を進めてきた。
そもそも昨季の川崎Fは、前線の4選手と守備的な役割を担っていた後ろの6選手との距離が離れており、形にはまれば攻撃性を発揮できたのだが、前の4選手が抑え込まれると局面の打開に苦しむことが少なくなかった。また間延びした中盤は相手のボール支配率を高める結果となり、対戦チームがイニシアチブを握る時間帯が増えることとなった。そうした問題の解決策として、今季は全体をコンパクトに維持し、相手チームに対して常に強いプレスをかけ続けられるようなスタイルの構築を狙っている。
そしてその方法論として、関塚監督はボランチの組み替えを含めたいくつかのフォーメーションを試しており、キャンプでの練習試合で実際に使われている。この柏との開幕戦に向け、最終的にどのようなシステムが組まれているのかが気になるところだが、先日行われた京都との練習試合は完全非公開。また、通常紅白戦が行われる試合2日前の木曜日の練習も等々力競技場を使用した完全非公開で行われており、情報が漏洩しないよう最大限に配慮される中で準備が進んでいる。そうした環境について中村憲剛は「もはや情報戦ですね。ただ、今のこの時期はそれは大事だと思います」と口にして、自身も先発メンバーなどの情報について一切の言及を避けていた。
情報漏洩について厳戒態勢で臨んでいる川崎Fに対して、柏のオープンさは異彩を放っている。川崎Fが京都との練習試合を非公開にしたその日に、柏はソニー仙台と練習試合を組んでおり、サポーターを含めて一般公開している。ヘッドコーチからの内部昇格となった柏の高橋真一郎監督はその件について「せっかくサポーターが楽しみにしてくれていますし、公開します」とその理由を述べている。また、川崎Fが練習を非公開にした木曜日には、隠すことなくセットプレーのパターン練習を行っており、両極端な対応となっている。
その高橋監督によると、今季の柏は「攻撃的で自分たちで仕掛ける」サッカーを目指しており、速攻が多かった攻撃パターンを変えるべくポゼッションを増やすことを狙っているという。ポゼッションすることで高い位置でボールキープできれば、全体をコンパクトに維持しようと押し上げられた川崎Fの最終ラインの裏のスペースは柏にとっては狙い目の一つとなるだろう。
しかし川崎Fが作ってきたコンパクトなサッカーは、実はポゼッションサッカーとの親和性が高い。柏は川崎Fのハイプレッシャーをかいくぐればチャンスは広がるが、プレスの網にかかると一転してピンチとなる。そういう意味で、中盤でのせめぎ合いがこの試合の見どころの一つであると言えそうだ。
コンパクトにしたい川崎F。そして裏に飛び出せる選手を多く抱える柏。この試合は、お互いの良さが激しく対立し合う試合となりそうである。狙いを持ってチームを作ってきた両者にとって、この試合の結末が彼らのチーム作りに自信をもたらすものとなりそうである。そういう点で、この両者のシーズンの行方を暗示する意味深い一戦となるのではないだろうか。
以上
2009.03.06 Reported by 江藤高志
J’s GOALニュース
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