「選手との“距離”が近いですね」
草津の練習場で取材活動をしていると、よく言われる。自分に限らず、取材者と選手たちとの距離は確かに近い。それがクラブの特長でもある。選手との距離を敢えて保って取材する方法もあるが、個人的には懐に深く飛び込んで、オフサイドラインぎりぎりで本音を聞き出したいと思う。
毎年、チーム始動日から開幕までの約2カ月で心がけるのは、新加入選手との距離を縮めること。今季、草津には6選手が加入したが、玉乃淳、川原達也、小池純輝、三澤慶一、ルーキー佐藤穣の5人に関しては、メドが立った(と思っている)。しかし、開幕を迎えても、どうしても距離を縮められないというか、距離感がつかめない選手がいる。東京Vから移籍してきた元日本代表プレーヤー廣山望だ。
草津にとって廣山望はスターだ。取材にはいつも丁寧に応じてくれるし、常にジェントルマン。ただ、独特のオーラが漂っているため、小心者の自分はなかなか懐へ切り込めない。日々、取材を終えるたびに自分の力不足を痛感している(泣)。他の選手は、あだ名で呼ぶことが多いが、廣山望に関しては「廣山さん」か「廣山選手」になってしまう。彼のニックネームは「のんび」。「ヒロ」くらいならまだしも、「のんび」と呼ぶには相当な時間を要しそうだ(汗)。
今年の個人的な目標は、「廣山望」に近づくことだ。Jから南米、スペインへと渡ったフットボールプレーヤーの勇気には敬意を抱くし、そんな選手からサッカー以外の部分でも多くを学びたいという気持ちが強い。そして、それをサポーターへと伝えていきたい。勝手に宣言してしまったが、今季終盤には、この【J2日記】に独占メッセージをもらえるくらいまで距離を縮めたいと思っている。
以上
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2009.03.12 Reported by 伊藤寿学
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