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【J2日記】仙台:長い戦いにさよならを。宮スタとの共栄共存の日々、始まる。(09.03.19)

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19日に仙台が練習を行った宮城スタジアム。スーパービジョンには試験用の画像が映されている。チーム同様、運営側も準備に余念がない。

練習後に囲み取材に応じる手倉森誠監督。「宮城スタジアムで勝てば全てが好転する」と意気込む

2005年9月7日に宮城スタジアムで開催された日本対ホンジュラス戦、日本のメンバーのサインが記されたサインボード。現時点で宮城スタジアムにおける唯一の『ホーム側勝利』となった試合だ

 ある意味ではJ1昇格よりも長きにわたる、仙台にとっての悲願(?)があります。それは宮城スタジアムでの初勝利。

 J2での戦いがスタートした2004年よりも前、J1初年度である2002年から、仙台と宮スタとの長い戦い(あれ、なんかおかしいなこの書き方)は幕を開けました。1stステージ第6節。昇格直後ながらなんと開幕5連勝という最高の滑り出しを見せた仙台が、宮城スタジアム最初のアウェイクラブとして浦和を迎えた、38,159人というとてつもない動員を記録した試合です。

 ところが仙台はこの試合、一度は同点に追いつき延長へ入るものの、102分、福田正博のゲットゴールによってVゴール負け。仙台と「結ばれる」前まで、まだコンサドーレの無かった頃に実家の北海道で浦和を愛していた筆者としては、昔の恋人(片思い)に今カノをダメ出しされたような…そんな切ない心境になったものでした。

 まぁそんな個人的なセンチメンタルは置いておくとして。ともかくこの試合から、仙台の宮スタにおける苦難の歴史は始まります。翌年には同じく浦和に、今も語りぐさとなっている1−6の大敗…(前年のが「ダメ出し」だとすれば、これはもはや「罵倒」の域。「けんかはやめて〜」と歌ったところで、真っ赤になった昔の恋人(片思い)の攻撃はとまらず。俺が一体何をした!)。

 結局現在まで、Jリーグ公式HPにある(スタジアム別通算成績)によると、仙台はなんと宮スタで7試合を行って、勝ちなしの2分5敗という、ホームスタジアムとしてはもはや驚異的な戦績を記録しています。

「ホームチームが勝てない」という呪いに限って言えば、2005年9月7日の日本対ホンジュラス戦で日本代表が勝利したことで絶たれましたが(それでも5−4というとんでもないスコア)、ベガルタに限れば今も未勝利。そりゃ「宮スタとの長い戦い」と書いてしまいますよ。

 …ただ、そんな日々を終わりにする時が、ついに来たようです。
 ユアテックスタジアム仙台のピッチ改修に伴い、仙台は今季、6月いっぱいまでのホームゲーム11試合を、宮城スタジアムで開催します。
「10試合以上もやれば、いくらなんでも1つは勝つだろう」なんて、後ろ向きな意味で言っているんじゃありません。仙台が終わりにするのは、宮スタでの未勝利の日々ではなく「宮スタとの戦い」の日々。

 これだけまとまった数の試合をこなすことをきっかけとして、仙台はクラブ一丸となり、宮スタをユアスタ同様に「ホームスタジアム」とするべく、本格的な活動を行っています。公式HP内にも( 「宮スタへGO!」という特別ページ )を立ち上げたり、アクセスやマッチデーイベントも抜本的に見直すなど、宮スタを愛そう、もしくはサポーターに愛してもらおうと、開催を直近に控えた今も、寝食を惜しんで動きを続けています。

 こうした活動を無駄にしないためにも、チームに求められるのはとにかく、宮スタの負の歴史を一発回答で払拭する勝利のみ。「データの通りに勝てないのならば、宮スタでの試合が多い今年、J1へという目標を達成するのは難しい。前半から飛ばして、勝ちたい」と梁勇基主将。

 クラブスタッフの努力もあり、21日のホーム開幕、鳥栖戦は、現時点で2万枚以上の前売りを記録しているとのこと。シーズンが終わった時に「来年はJ1だから、宮スタ使わないとサポーターが入りきらないや」なんて悩みを持てる日が来るように…J1昇格とは別の、今季もう一つの大きなミッションが、週末から始まります。

以上

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