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【J2:第13節 札幌 vs 栃木】プレビュー:春本番の北海道で札幌と栃木が激突。札幌のハードプレスを前に、栃木はパスワークで勝機を見出したい。(09.05.04)

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5月5日(火)J2 第13節 札幌 vs 栃木(16:00KICK OFF/札幌
スカパー!生中継 Ch181 15:50〜(解説:大森健作、実況:宮永真幸、リポーター:永井公彦)
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大型連休もいよいよ終盤に差し掛かりつつある5月5日、札幌ドームでは勝点18で7位につける札幌と勝点7で17位の栃木が対戦する。

札幌は前節、福岡と0−0のスコアで引き分け、連勝を4で止めてしまった。しかし、中2日という日程で北海道から九州・福岡へ移動してのアウェイゲーム。それも後半途中に守備的MFダニルソンが退場処分を受けて10人での戦いを強いられながらも、チーム全体が高い集中力を保ってドローに持ち込んだ。4連勝中で、決定機も作っていたことを考えると選手たちには悔しさが残ったかもしれないが、諸々の状況を一般的に考えれば、このドローは上々の結果と言っていいだろう。勝点1というのはネガティブに考えようと思えばどこまでも考えられるし、ポジティブに考えようと思えばどこまでも考えられる。ならば、ポジティブに捉えた方が絶対に得だろう。そして「大事なのはドローの次の試合」(西嶋弘之)である。10人で一丸となって得た勝点1をよりポジティブなものにするためには、やはりこの試合の結果が重要になる。九州から戻ってきてから2日後の試合となるが、強いメンタリティで乗り切りたいところだ。

対する栃木はなかなか浮上できずにいる。前節はホームで富山に0−4で敗れてしまい、ちょうど1ヶ月前の6節・岡山戦以来、白星から遠ざかってしまっている。ただし、開幕から5試合を無得点で連敗していたことを考えれば、岡山戦での初勝利から徐々にJ2の水に慣れ、勝点を拾えるようになってきている。また、10節には甲府と3−3、続く11節にも鳥栖と2−2といったように、点を奪い合いながらの勝点獲得もできるようになってきた。これらの試合を勝ちきれるようになればもっと成績は上向くはず。一歩一歩、着実な成長を続けている状況だ。

チーム状態を比べれば、札幌の方に若干の分があるように感じる。しかし、そうしたなかで栃木が勝機を見出すならば、福岡とのアウェイゲームを終えて帰ってきたばかりの札幌が、疲労で運動量を落とすタイミングを見逃さないことだろう。札幌のプレースタイルはハードプレスをベースとしたものであるため、展開力のある本橋卓巳、佐藤悠介といった選手が相手のプレスを上手くかわしてボールを動かすことができれば、どこかのタイミングで必ず札幌の動きは鈍くなる。今度はそこで一気に縦へと仕掛けることができれば、得点のチャンスを大きく広げることができるはず。パスワークと思い切った縦への仕掛け、この使い分けが栃木のキーポイントとなる。

もうひとつ焦点を挙げるならば、両監督のマネジメントか。札幌はダニルソン、栃木は入江利和が出場停止となっているため、中2日というスケジュールのなかでどのようなメンバー選考を行なうのか。ここも大きなポイントになるだろう。

札幌市内もいよいよ桜が開花し、まさに春本番。試合も節を重ねていくごとに熱を増していくはずだ。熱い試合を期待したい。

以上

2009.05.03 Reported by 斉藤宏則
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