5月5日（火）AFCチャンピオンズリーグ 鹿島 vs 水原（15:00KICK OFF/カシマ）
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☆ホームゲームチケット情報 | 決勝戦は11月7日(土）に国立競技場で開催！
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「全部勝つ」「どんな試合でも勝利を目指す」
鹿島の大黒柱、小笠原満男は常に勝利を目指すのが鹿島のスタイルだという。
全部勝つとはすなわちすべてのタイトルを狙うということ。今季、リーグ３連覇と浦和・G大阪に先を越されたACLの両タイトルの制覇が、鹿島にとって大きな目標だ。そのための１つの関門が明日の水原三星戦だ。

４試合を終え混戦のグループG。勝点９で水原三星と鹿島が並び勝点６で上海がそれを追っている。まだ、３チームにグループステージ突破の可能性が残されており予断を許さない。明日は、上位２チームの直接対決となるため、1位通過を狙うためにもライバルチームを蹴落としたいところだ。また、水原にはグループ初戦で１−４と大敗を喫している。Jリーグチャンピオンのプライドを復興するためにも、なんとしても勝利が欲しいところだ。

ただ、チームは連戦を戦ってきたため、怪我人が増えてきている。先週末のリーグ戦を休んだマルキーニョスと内田篤人は前日練習に参加した。内田は「強い相手だけど１−４で負ける相手じゃない。叩きたい」と復帰戦での勝利を誓った。ただ、マルキーニョスはまだ万全ではないようで「午後にもう一度」と、治療が継続中であることを明かした。そして、岩政大樹は練習に不参加。「治療に専念しているところです」とのこと。ギリギリまで出場を目指した努力を続けるようだ。

対する水原三星はACLのグループGは首位にいるもののKリーグで低迷している。１５チーム中１３位、成績は１勝４敗３分けで先週末の試合も１−１で引き分けている。ただ、メンバーは主力を温存し、エースのエドゥーも途中出場で明日の鹿島との一戦に備えたようだ。

以前の対戦ではロングボールを放り込んできた水原三星。今回はアウェイの試合となるため、引き分けでも十分。DFは自陣に引いて、再びロングボールを前戦に蹴り込むやり方をする可能性もある。ただ、鹿島も準備は怠っていない。Jリーグの神戸戦後半、そして千葉戦で相手は前戦に長いボールを当ててくる戦法を選択してきた。それに対し、青木剛や伊野波雅彦が速さと強さを見せてうまく対応している。

青木剛は「ジェフ戦のビデオを観たんですけど、もうちょっとポジションなどを改善できるところがあった」と、さらなる向上点をあげた。また、前回対戦したときの１−４の大敗が心に刻まれている。「アウェイで不甲斐ないというか、戦って負けたならまだしも戦えてなかった。明日はしっかり戦って勝てるようにしたい。スタイルは違うけどサッカーはサッカーなので。大事なのは１対１。当たり前のことを相手に負けないようにしたいと思います」

ACLは初顔合わせの相手が多く、情報がないなかで試合を始めなければならない。重要なのは、試合が始めってから短時間で相手の特徴を把握し、それに合わせたプレーができることだ。そして、１対１の勝負に勝つ。そうすることができれば、自ずとこの試合の勝利や、１位通過も見えてくるだろう。

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2009.05.04 Reported by 田中滋