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【J2:第13節 東京V vs 横浜FC】レポート:リードしてからの戦い方に課題を残すも、東京Vが先行逃げ切りで勝利。横浜FCは積み上げてきたものが全く出せず4連敗。(09.05.06)

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5月5日(火) 2009 J2リーグ戦 第13節
東京V 2 - 1 横浜FC (13:03/味スタ/8,160人)
得点者:2' 大黒将志(東京V)、13' 林陵平(東京V)、64' 八田康介(横浜FC)
スカパー!再放送 Ch185 5/6(水)19:00〜(解説:柱谷幸一、実況:中村義昭、プレーヤー解説:名波浩、リポーター:大竹奈美)
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最も復帰が待たれていた男が帰ってきた。東京Vは、10試合ぶり(3月22日富山戦@味の素スタジアム以来の出場)となった土屋征夫の復帰戦を白星で飾ったことで、今後への確かな希望を見出したに違いない。「本当に頼りになります。精神的に全然違いました」と声を強めた柴崎晃誠の思いは、高木琢也監督、他の選手、そして東京Vサポーターも全く同じだろう。土屋の存在感が改めて示された一戦となった。

試合は早くから動いた。
前半2分、昨年まで在籍していた横浜FCとの対戦を前に、「積極的に行きたい」と話していたMF滝澤邦彦が左サイド遠目から思い切って放ったミドルシュートに、大黒将志がゴール前に抜け出し、右足で収めた。「いつも狙っているところ」という、大黒のイメージ通りの形で東京Vがいきなり先制した。
さらに同13分には、滝澤からのボールを林陵平が相手DFと競り、こぼれ球をレアンドロがシュート。これを「絶対に来ると思っていた」林が頭で角度を変え、ゴール左隅へ流し込んだ。練習生として横浜FCにお世話になったという林の『恩返し弾』で、早くも2−0とリードを広げた。

しかし、第11節・熊本戦で同じように前半で2点を先制しながらも、前半のうちに1点を返され、結局2−4で逆転されたという苦い経験を持つ東京Vにとっては、2点リードというのは決してセーフティー・リードとは言えないのが現状だ。
そこで効いたのが、土屋の存在だった。高木琢也監督も「前半、落ち着いてボールを回したり守備ができたりというのも、土屋がいたから」と讃えたように、特に熊本戦でも失点した時間帯(前半35分過ぎ)からは、無理に攻めずにDFラインとGK土肥洋一でゆっくりとボールを回しながら時間を使った。この‘リードしている状況’での試合運びこそ、予てよりの東京V最大の課題となっていただけに、試合をコントロールできる土屋が戻ってきたことは何よりの「今後の大きなプラス材料」(大黒)となる。

だが、試合におけるコンディション不足から、やむを得ず後半5分で土屋をベンチに下げると、やはり少しずつ課題が露呈してしまった。中でも後半19分、三浦淳宏(横浜FC)のCKから失点を許すと、「一瞬、熊本戦の悪夢が頭をよぎった」(柴崎晃)。焦りもあってか、横浜FCに押される場面も少なくなかった。
ただ、「FWとボランチの間が空きすぎてしまう」(土屋)、「どうしても間延びしちゃうから、もっとコンパクトにしていかなければいけない」(柴崎晃、林)など、選手たちも展開が悪くなる原因は理解できているため、次節までの短期間でも修正は可能だろう。滝澤が「勝った時だからできる細かい修正がある」と話すように、この勝利を生かすためにも、ここでしっかりと話し合い、今後につなげたい。

一方、敗れた横浜FCは4連敗となった。前々節(vsC大阪)、前節(vs徳島)と、ここ2試合は内容的には勝っても不思議はない試合を続けられていただけに、自分たちの特長が出せずに喫したこの敗戦のショックは、決して小さくないのではないだろうか。
前節では随所で見られた前線からの積極的なプレスや、左右両サイドを有効に使った攻撃は影を潜めた。古巣・東京Vとの対戦だった三浦淳宏も「ミスが多くて、攻撃にもならなかった。全く自分たちのやりたいことができなかった」と、落胆の色を隠さなかった。

だが、幸いなことに横浜FCは次節・栃木戦まで中4日ある。『自分たちからボールを奪いに行き、イニシアチブをとる』というチームの根幹はハッキリとしているだけに、やるべきことを今一度じっくり整理できれば、樋口靖洋監督の言う「戦えるチーム」を再び取り戻せるのではないだろうか。

チーム一リスペクトを受ける土屋が復帰して3試合ぶりに挙げた勝利は、東京Vにとって今までとは一味違いそうである。「これから、さらに一樹(平本選手)や河野(広貴選手)とか、能力高い選手が戻ってくれば、もっともっと良いチームになる。今、ちょっと苦しい状況やけど、出ている選手もみんな頑張ってる」と、エース・大黒もチームの上昇気配に期待を高めている。
「1勝して『勝った』だけで終わってしまっては、1年後に何も残っていないということになってしまう。1試合1試合積み重ねていくことで、チームとしていろいろな部分を得ていかなければ意味がない」という土屋の言葉を各々が感じ、次節・愛媛戦では、今度こそ今季初連勝をやり遂げたい。

以上

2009.05.06 Reported by 上岡真里江
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