5月17日(日) 2009 J1リーグ戦 第12節
京都 2 - 1 千葉 (14:04/西京極/5,567人)
得点者:22' パウリーニョ(京都)、33' パウリーニョ(京都)、65' 巻誠一郎(千葉)
スカパー!再放送 Ch183 5/19(火)19:00〜(解説:相馬直樹、実況:佐藤文康、リポーター:松本麻衣子)
☆顔写真クイズ|勝敗予想ゲーム
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攻防が目まぐるしく入れ替わった試合は、千葉の追撃を振り払い、京都が勝点3を積み上げた。
試合は、千葉が巻誠一郎、新居辰基を前線に置き、深井正樹をトップ下に、アレックス、中後雅喜、下村東美を中盤に配置。対する京都は染谷悠太をこれまでとは逆の右サイドに配置した。
序盤はお互いに探り合いといった様相を呈した。千葉の右サイド、下村がスペースを上手く突き、和田拓三の攻め上がりを誘発。これにやや後手を踏んだ京都が思い切った攻撃を仕掛けずにいた。さらに雨で濡れたピッチでは裏に出したボールが滑るため、パウリーニョの飛び出しを有効に使うため何度か試行錯誤が行われた。
そんな中、京都は安藤淳が下村に厳しくマークに付くことで安定してゲームを運ぶことに成功。徐々にペースをつかむと22分にスコアを動かした。
右サイド深く渡邉大剛が粘ってマークを振り切るとマイナスの林へ。林のシュートはGKにはじかれるも、これをパウリーニョが押し込み京都に先制点をもたらす。自身の第一子誕生の祝砲ゴールで、京都が先制する。
さらに33分、水谷雄一のクリアボールを渡邉がトラップすると、フラットだった千葉DFの裏へ走り抜けるパウリーニョへパスを送る。これをパウリーニョが落ち着いて左隅へ流し込み京都が2-0とリードを広げた。
後半、反撃に出る千葉。53分に谷澤達也、63分には工藤浩平を投入し攻撃を活性化させる。そして後半20分、巻が追撃の狼煙を上げる。右C.Kのこぼれ球をアレックスがクロスを入れると巻が頭で合わせ2-1とする。
さらに反撃を強める千葉に対し、京都はシジクレイをアンカーに入れ、佐藤勇人と安藤で前からプレスに行けるようにする。こうして千葉の猛攻をいなした京都が逃げ切って勝利し、勝点3を積み上げた。
後半、猛攻を見せた千葉。特に工藤が入ってからはボールを良く回し、京都に圧力をかけた。これに押し込まれた京都、後半はアウェイでの戦いを見ているようだった。千葉に後手を踏んだかのように見えた京都だったが、しかしチャンスも作っていたのだ。
結局、後半の印象は両チームとも「ドタバタ」した戦いだったということ。お互いにボールを落ち着けることができず、ミスから目まぐるしく攻守が切り替わった。さらに、千葉の前へ、前への攻撃に京都はピンチの連続のような印象を与えたのだ。
京都は、シジクレイが入ってから前からプレスに入れるようになり、カウンターのチャンスも増えたが、それまでは千葉の前がかりの攻めにあたふたした感じを見せた。カウンターのチャンスもあり決定機もありながら、流れをつかめない戦い方はこれまでのアウェーでの試合そのものだろう。
リードした後、相手の前がかりの攻めに対しカウンターを狙うしたたかさを身につけられるか、京都の課題はこれだろう。アウェイの戦いでも、前がかりの相手に対し裏を狡猾に奪いに行くチームの統一感が欲しい。京都の次の戦いに期待したい。
以上
2009.05.18 Reported by 武田賢宗
J’s GOALニュース
一覧へ【J1:第12節 京都 vs 千葉】レポート:パウリーニョの2発で千葉から勝点3を奪った京都。だが、試合運びには課題も残す。(09.05.18)
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