北関東で覇権を握るにはどうすればいいのか。熟慮した末に辿り着いたのが北関東ナンバーワン、東北侵略を目論む(?)栃木SCの心強いサポーター、お笑い芸人・U字工事さん(福田薫さん<左>と益子卓郎さん<右>)の知恵を拝借すること。今や「とちおとめ」と「餃子」を凌ぎ、栃木県の代名詞となっているお2人にお話をうかがってきました。
Q:まずは北関東ナンバーワンの座に就いた感想を聞かせください。
福田「1年前に初単独ライブの模様を収録した『U字工事 北関東ナンバーワン!』というタイトルのDVDを出したんですけれど、実際今は群馬県出身の中山秀さん(秀征)司会の『おもいっきりDON!』(日本テレビ)でお世話になっているので、全然ナンバーワンじゃないんですよね。思いっきり手下です(笑)」
益子「全然、ナンバーワンの座になんて就いてないですよ。だいたい栃木県でナンバーワンじゃないですから」
福田「栃木のナンバーワンは、ザ・たっち?」
益子「いやいや、八木沢荘六だべ(元プロ野球選手。作新学院高校で甲子園春夏連覇を達成)。やっべー、野球の話になっちったよ。まあ、まだまだですからね、僕らは。でも、ガッツには勝ってるよ(ガッツ石松。元プロボクサー。元WBC世界ライト級チャンピオン)」
福田「勝ってねえよ! ガッツさんは世界チャンピオンだぞ。世界一だぞ」
益子「でも、勉強すれば勝てます」
福田「そっちのほうね。面白さでもガッツさんには負けてるでしょう」
益子「負けてるねえ。でも、ガッツさんみたいになりたいねえ。世界のガッツですからねえ」
Q:お話をうかがっていると、ひょっとして北関東ナンバーワンじゃないということですか?
福田「そうですね(とあっさり)。先に栃木SCにナンバーワンの座に就いてもらって、僕らはそれに乗っかっていこうと思います」
益子「栃木SCに先導してもらいたいねえ。土日の営業は12時とか13時からが多いんで、いつも舞台に出る寸前まで携帯で速報をチェックしているんですよ。この間の熊本戦(15節)も『よーし、ロスタイムになった。これは勝ったな』と思って、もう1回チェックしたら追い付かれていたんですよ。鳥栖戦(11節)の時も札幌戦(13節)の時も、そうだったじゃないですか。それで俺は舞台袖で苦しんでます。出る寸前にテンションが下がっちゃって。で、2人で気持ちを切り替えようと…。周りの芸人からも、『またぁ』なんて言われちゃって。本当に栃木SCが勝てないと凹むんですよ」
福田「僕らがそんなことしているんで、周りの若手芸人は栃木SCのことを結構知っていると思いますよ。例えばフォーリンラブ、サンドウィッチマン、ナイツ、どきどきキャンプ。あとは、ゆってぃさん。FC東京の大ファンなんですよ。昔からサポーターをやっていて、営業とかで一緒になると栃木SCが負けた日には『残念』なんて言ってきますからね」
Q:「ちっちゃいことは気にすんな!」とは言ってくれないんですね。
福田「全然、言ってくれないですよ」
Q:北関東から栃木SCがステップアップしていくためには、どうすればいいでしょう?
福田「イベントが大切ですよね。例えば、餃子祭りを開くとか」
益子「それは違うべ。まずは子どもに来てもらうことじゃないですか。子どもが来ればお父さん、お母さんで+2ですからね。じいちゃん、ばあちゃんも来ますから+4ですよね。あとはお色気ですかね」
Q:チアリーダーとかいたら華がありますもんね。
益子「いいですねえ」
福田「逆に男のチアとかもどうですか? マッチョ系の筋肉ムキムキの男が踊るとか。面白くないですか?」
益子「「面白いねえ。女性が来てくれるし。あとはレモン牛乳(県内のコンビニやスーパーマーケットで販売。宇都宮駅などでも購入できる)を誰がきれいに飲めるかコンテストとか。ポージングを競うのもいいかもしれない」
福田「レモン牛乳一気飲み大会は面白いかもしれないですね」
益子「いや、一気飲みは良くないよ」
福田「早食いとかもやってるからいいべ。毎回、一気飲みのチャンピオンを決めて、次のホームゲームで、そのチャンピオンに挑戦するとか」
Q:それで何回か勝ち抜いたらU字工事さんと対決するとか?
益子「まあ、僕らが早いかどうかはわかりませんけども(笑)。あとは選手になりきりコンテストとか。そしたら、俺は河原(和寿)やります!! なかなかスタジアムには行けないですけど、出来る限り協力できることはやりたいですね」
Q:北関東“暫定”ナンバーワンのU字工事さんから栃木SCにエールをお願いします。
福田「今シーズンも大切ですけど、『北関東ダービー』には本当に勝ってほしいですよね」
益子「もうまくりましょう。水戸と草津を。先にJ1へ行っちまうべよ。まくりますよ。追い越しますよ。そして、東北へ進出して、先に行っている山形を倒しに行くと。稲葉選手、米山選手、入江選手、若林選手と栃木出身の選手には頑張ってほしいねえ」
福田「あとはいい循環ができればいいですね。栃木SCが強くなって、栃木SCに憧れた子どもたちが栃木SCの選手になる。大阪みたいに子どもが産まれた時から阪神ファンみたいな感じにしたいですね。栃木に産まれたら、栃木SCファンが理想ですね」
益子「プロスポーツを間近に見られる環境が整いましたからね。お父さん、お母さん、子どもたちをグリーンスタジアムに連れて行ってあげてくださいよ。栃木SC、かっけえ(かっこいい)から」
Q:最後に、5/20(水)@正田スタから参戦する「北関東ダービー」を前に、締めの一言をいただけますか。
益子「先に言っておきますけども、水戸の皆さん、草津の皆さん、勝っちゃってごめんねごめんね〜」
以上
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★U字工事さんからの栃木SC応援メッセージPART2も、近日公開予定です。お楽しみに!
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2009.05.19 Reported by 大塚秀毅
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