5月30日(土) 2009 ヤマザキナビスコカップ
柏 1 - 2 清水 (15:00/柏/6,652人)
得点者:2' 山本真希(清水)、18' 岩下敬輔(清水)、86' ポポ(柏)
★ヤマザキナビスコカップ特集|チケット情報
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今年の柏の典型的な『負けパターン』というべきか。試合開始早々の失点でリズムを崩し、序盤で追加点を決められ、後半に追い上げるも1点止まり。今回の清水戦も、まるでこれまでの試合をリプレイで見ているかのような内容だった。
試合開始からわずか2分、リスタートから兵働昭弘、枝村匠馬、そして再び兵働とつなぐと、最後は前線のスペースへ飛び出した山本真希が右足でゴールに流し込み、清水が痛烈な先制パンチを浴びせる。畳みかける清水は、16分にも右サイドからチャンスを作り出し、ファーサイドに勢いよく走り込んだ枝村のシュートはわずかにサイドネットへ逸れたが、それから2分後の18分、兵働の右コーナーキックに岩下敬輔が頭で合わせてゴールネットを揺らし、2点目を挙げた。
柏がリズムを掴めない要因は中盤にあった。ボランチからのパスミスが目立ち、マイボールにしても、いとも簡単にボールロスト、そこから再度清水の攻撃を浴びるという悪循環を繰り返した。しかもボランチがDFラインに吸収される形で守備側6人と、攻撃側の4人が分断された形になってしまい、その間にぽっかりとスペースが生じたことで、最終ラインで弾き返したルーズボールは清水がほとんどを支配した。2列目からの飛び出しに対しても、ボランチがマーキングを掴めておらず、柏の左サイドバック大谷秀和が中央に絞ることで対応しようとするが、すると今度は外のスペースを清水の右サイドバック高木純平に突かれてしまう。
しかし清水優勢の理由は、チーム全体のボールへのアプローチ、攻守の切り替えの早さで完全に清水が柏を上回っていた点も挙げられる。24分に清水が見せたカウンターは象徴的だった。柏の2枚に対し清水は3枚、4枚と後方から次々と柏陣内へと攻め入るといったように、動き出し、運動量、切り替えの差は歴然。長谷川健太監督、そして清水の選手たちも「3点目が取れれば」と話してが、清水が幾度となく訪れたチャンスでもう1点を加点できていたなら、試合の行方は早々に決していた可能性は高い。
柏は後半開始から、近藤直也に代えてこの試合がデビューとなるユース所属の茨田陽生をピッチへ送り、さらに57分には藏川洋平を村上佑介に、そして61分には北嶋秀朗を李忠成に代えるなど、早い段階で交代のカードを切る。清水も60分に「前線でキープできる選手を入れて、そこから追加点を狙っていた」(長谷川監督)という意図から、原一樹に代えて永井雄一郎を投入するも、その永井が後方からのフィードに対してスプリントダッシュをした瞬間に足を痛めてしまう。したがって、67分に永井を下げてマルコスパウロを入れたために、前に出て得点を狙うよりも全体のバランスを取る傾向が強くなり、その結果、柏が徐々に押し返すという展開になっていった。
右サイドからは村上がオーバーラップを仕掛け、左サイド及び中央では大津祐樹、ポポが個の力での突破を試みる。だが、青山直晃と岩下敬輔のけん引する清水の守備陣はクロスボールを中央で確実に弾き返し、ドリブル突破に対しても、ペナルティエリアに入れさせることなく冷静に対応したために、柏は80分にポポの強引な突破からの左足ミドルシュートで1点を返すのが精一杯だった。
2−1で逃げ切った清水は、これでJリーグ第13節新潟戦に続き連勝。ともに1点差ゲームをものにしてきたとあって、粘り強い守備、効率のよい攻撃など見通しは明るい。ナビスコカップ予選B組でも決勝トーナメント射程圏の2位へと順位を上げた。一方の敗れた柏は、冒頭でも述べたように、この試合も『負けパターン』での敗戦となった。その中でポジティブな要素を挙げるとすれば、高校3年生、茨田の存在だろうか。後半からボランチに入り、サポートの動きやボールを散らすパスなど、前半でまったく機能していなかった中盤のウィークポイントを解消させた点は、デビュー戦の出来としては上々だろう。こうした若い選手の登場を、チーム全体の発奮材料にしてほしい。
以上
2009.05.31 Reported by 鈴木潤
J’s GOALニュース
一覧へ【ヤマザキナビスコカップ 柏 vs 清水】レポート:負のスパイラルか。柏は「負けパターン」に陥り公式戦5連敗。清水は攻守に柏を圧倒した快勝で、決勝トーナメントを射程にとらえる。(09.05.31)
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