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【ヤマザキナビスコカップ 横浜FM vs 大分】レポート:横浜FMが予選リーグの地元最終戦で手痛いドロー。大分は大逆転勝利があと一歩で消える。(09.05.31)

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5月30日(土) 2009 ヤマザキナビスコカップ
横浜FM 3 - 3 大分 (15:00/ニッパ球/8,025人)
得点者:29' 山瀬功治(横浜FM)、54' 山瀬功治(横浜FM)、59' 小手川宏基(大分)、81' 前田俊介(大分)、84' 前田俊介(大分)、89' 松田直樹(横浜FM)
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前半を終えた時点で、誰もこんなドラマチックな展開を予想していなかっただろう。
序盤こそ大分トリニータが、家長昭博を起点とし攻勢に出るも、徐々に横浜F・マリノス攻撃陣のエンジンがかかる。10分を過ぎると、早くも流れを掌握。特に目立ったのは山瀬功治だ。ピッチ左右に動き回り、積極果敢にゴールへ迫る。前半だけで彼が放ったシュートは4本。そのうちの1本が決まった。
29分、狩野健太のヒールパスに山瀬が反応。ボールを受けると、スピードに乗ったドリブルシュートを放ち、ゴールに突き刺す。横浜FMは守備でも、日本代表・中澤佑二の代役を務めた松田直樹が、巧みなラインコントロールでコンパクトな陣形を保つ。

大分の方は、42分に敵FW・渡邉千真にDF2人があっさり抜かれるなど、守備のチェックの甘さが目につく。攻撃の際のパスもどこか消極的。両チームには、力の差があるように見えたのだが…。

後半に入り横浜FMは、54分、山瀬がゴール前で1対1の場面を迎える。彼は躊躇なくドリブルを仕かけ、相手DFに倒されてPKを獲得。それを自らが沈め2点差に広げる。と、ここまでは良かった。しかし、横浜FMの多くの選手が「あれで油断したかも」と振り返ったように、ゴールへの積極性が消えてしまい、ラインも全体的に下がり出す。
それがきっかけで、大分は中盤の底・宮沢正史からバイタルエリアへのパスが通り始め、攻撃的MFが前を向いてプレー。その対応に横浜FMのサイドバックも追われ、サイドからの突破を許すという悪循環に。そして59分、81分と大分の坪内秀介に左クロスを上げられ、それを小手川宏基と途中出場の前田俊介に決められ、同点に追いつかれる。さらに大分は猛攻を続け、84分に再び前田がドリブルシュートを叩き込み、奇跡的な逆転に成功。
このまま試合終了かと思われたが、勝利の女神は大分に厳しかった。ロスタイムに敵CKからの流れで、松田に頭でプッシュされて痛恨の失点。横浜FMは辛くも引き分け、命拾いしたのだ。

横浜FMサポーターは、その結果に黙っていなかった。あいさつに来た選手へブーイング。小椋祥平はそれに対し、「選手たちが何かを感じなければ…」と真摯に受け止めていた。
悔しさを一番、露にしていたのは兵藤慎剛。試合終了の瞬間、右手の拳で一発ピッチを叩き、唇を噛む。兵藤は国見高、早稲田大という名門で、『勝者のメンタリティー』を培ってきた選手。だから、彼には許せない試合内容だったに違いない。横浜FMの選手たちの個々の能力は高い。若いチームで、のびしろもある。しかし、さらなる高みを目指すためには、「勝者のメンタリティー」や「勝負強さ」が、チーム全体に浸透しなければいけないだろう。

対する大分は悲願の勝利まであと一歩だった。ただ、選手たちは試合後、一度は逆転したことに「自信をもっていい」(西川周作)と、前だけを見据える。また、負傷明けのDF深谷友基が久々に復帰。後半途中から出場し、守備を引き締め存在感を示した。プラス要素が増えてきた大分。勝利への扉は近々、開かれるかもしれない。

以上

2009.05.31 Reported by 小林智明(インサイド)
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