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【ヤマザキナビスコカップ 浦和 vs 新潟】レポート:フィンケ革命は終わらない。浦和にニューヒーローが続々と誕生。(09.05.31)

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5月30日(土) 2009 ヤマザキナビスコカップ
浦和 2 - 0 新潟 (15:01/埼玉/27,446人)
得点者:28' 西澤代志也(浦和)、56' エスクデロセルヒオ(浦和)
★ヤマザキナビスコカップ特集チケット情報
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日本代表で矢野貴章を欠いた以外はベストの布陣を敷いた新潟に対し、若手中心のメンバーで、貫禄を見せ付けるかのように2点を奪って完封勝利を収めた浦和。勝負を決めたのは、プロ入り4年目の西澤代志也、5年目のエスクデロセルヒオという、ユースが生み出したタレントたちだった。

序盤、浦和は決していい立ち上がりを見せたわけではない。前線で溜めを作れず、新潟にボールを回されて攻め込まれる場面もみられた。しかし迎えた28分、直前のプレーでミドルシュートを放って波に乗っていた西澤が、中盤のボール奪取から冷静なフィニッシュ。短い出場時間ながらも、着実に経験を積み重ねてきた21歳が輝きを放ち、浦和はこのあと徐々にリズムをつかむこととなる。

それにしても、この場面で光ったのは、西澤の読みの鋭さだ。61分に途中交代するまで駆け引きを続けたペドロジュニオールのわずかな隙を見逃さず、トラップした瞬間をねらって後方から鮮やかにボールをカット。そこから細貝萌とのワンツーで新潟の守備網に豪快に割って入ると、ぽっかりと空いたスペースで完全にフリーとなってシュート。ボールがゴールに吸い込まれていくと、歓喜の咆哮を上げる背番号27の周りに手荒い祝福が溶け合った。

先制後、余裕を持って試合運びを進めた浦和に対し、同点に追い付きたい新潟はちぐはぐな攻撃が続いてしまう。両チームが一進一退の攻防を続けたものの、全体的に試合を支配していたのは浦和だった。新潟の鈴木淳監督は、その原因を「走る選手がいなかったこと」「中盤でのボールの動かし方がまずかった」と語ったが、頼みのペドロ&マルシオリシャルデスのブラジル人コンビも封殺され、完全に手詰まりな状態になってしまった。

そんななか、高原直泰の安定したポストプレーを中心に、徐々にボールをキープする時間を長くしていった浦和は、56分に待望の追加点。ここでも左サイドで高原が溜めたところを、エスクデロがフリーで抜け出してチャンスを作り出すと、分厚い攻めから最後は再びエスクデロが押し込み、試合を決定付けた。20歳ながらも、すでに5年目を迎えた若武者は、“ベテラン”の風格を漂わせてきっちりと仕事をこなしてみせた。

試合後、フォルカーフィンケ監督は若手陣の台頭を喜び、この日センターバックの役割を完遂した山田暢久を筆頭としたベテラン勢の踏ん張りに敬意を表した。「サポーターと一緒に、この新しい道を歩んでいくことができれば、私は大きな喜びを感じることができる」。その言葉には、今後に向けての自信が浮かんだ。

一方、「非常にストレスの溜まるゲーム」(鈴木淳監督)を演じてしまった新潟。途中出場でリズムを変えようと奮闘したディビッドソン純マーカスは、「サイドにいったときはなんらかのチャンスはできていたと思うので、これからもそういうのをどんどん使ってやっていきたい」と試合を振り返ったが、この敗戦で新潟の進む道がぶれることはない。マーカスが語った「続けてやる以外に何もない」というコメントにもあるとおり、次戦も実直に戦うのみだ。

試合後のミックスゾーン、西澤が慣れない様子で訥々(とつとつ)と記者陣の質問に答えていく。かたや、馴染みの記者と余裕の談笑を繰り広げていたのは山田暢。若い力とベテランをミックスしてチームを作り上げていくというフィンケ監督が描く理想をなぞるように、キャプテン鈴木啓太が「ベテランは若い選手がどんどん活躍してくれる状況を作り出せるように」と語った言葉に、現在の浦和の強さの秘訣が滲んでいた。

以上
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