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【ヤマザキナビスコカップ 京都 vs 柏】プレビュー:予選突破へ、絶対勝利を誓う柏を西京極で全軍上げて京都が迎え撃つ! 勝利の意味の違うチーム同士の戦い、勝機をつかむのは果たしてどちらか(09.06.12)

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6月13日(土)ヤマザキナビスコカップ 京都 vs 柏(14:00KICK OFF/西京極
★ヤマザキナビスコカップ特集チケット情報
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ヤマザキナビスコカップ予選リーグ最終節、京都と柏、この試合の持つ意味が違うチーム同士の戦いは興味深いものになりそうだ。

予選リーグ敗退の決まっている京都に対し、柏は予選リーグ突破へ向けて大一番となる。
予選Bグループは、清水(勝点12)がすでに突破を決めており、2位・F東京(勝点10)、3位・柏(勝点8)の順となっている。今節、柏が勝利し、F東京に勝点で逆転、また、勝点が同点となっても得失点差の影響(F東京・得失点差2。柏・同4)で予選突破となる。柏にとっては勝利、勝点3が絶対条件なだけにこの1戦にかけてくることは明白。
だが、守備の要・古賀正紘が前節負傷退場。攻撃で鋭さを見せていた大津祐樹が今節出場停止。大宮から移籍の小林慶行もチームにフィットするには時間が必要なだけに、チーム状態は万全とはいかないのが実情。気持ちの部分でどれだけカバーできるかがカギになりそうだ。

迎え撃つ京都も不安材料は横たわる。存在感を見せていた角田誠は今節出場停止。右膝の状態が良くなかった水本裕貴は復帰するだろうが、右足大腿部の炎症を起こした安藤淳は「今節も厳しいかも知れない」という加藤久監督の判断。今節も様々なオプションが試される試合となりそうだ。
ただ、「林丈統などコンディションを上げている選手もいる」(加藤監督)と、柳沢敦の順調復帰も含め、リーグ中断期間を上手く利用している面もある。リーグ再開へ向けて今節は内容と共に、何よりも結果が重要な一戦となる。

前節、京都は千葉に2点先行されながらも後半は怒涛の攻撃で千葉を追い詰めた。「全体で上手くボールを運べてシュートチャンスを作れていた。少しずつだがいい方向に変わっている」と、進んでいる方向が間違っていないことに手応えはつかんでいた。だが、結果が出ていないことも事実。
「勝つために足りないものがあるのは確か。選手同士で確かめ合うことが必要。そういったことを話し合おうとは、選手に話している」と加藤監督は状況の打開に向け、チーム理解の必要性を話した。

気になる点にディフェンスの粘りが落ちていることが挙げられる。2失点以上はリーグ8節の川崎F戦(1-4)以来。攻撃面で波があるのはこれまでにあったことだが、守備面で波が大きくなると状況は一気に怪しくなる。攻撃で、少しずつ進歩を感じている今こそ、堅い守備のバックアップが必要になるはずだ。
内容と結果のアンバランスさに、加藤監督は「ゴールチャンスを作る、(相手に)ゴールチャンスを作らせない。つまり『勝機をつかむ』という面でまだ足りない。守備なら勝ちきるディフェンスが重要になる」と話した。
得点について言えば、前節の千葉戦、その前のF東京戦とセットプレーから得点を挙げている。流れの中からの得点は遠ざかっているがセットプレーから着実に挙げており、得点面で言えば攻撃陣は最低限の仕事をしていると評価してもいいはず。「勝機をつかむ」というのなら守備面の「踏ん張り」を土台にして攻撃陣の「ゴールへの執念」で勝利を奪い獲る形を見せて欲しいところだ。

勝利から遠ざかっている。リーグ戦に向けて京都も、自分たちのサッカーの正しさを示すためにも―、ここは是が非でも勝たなくてはいけない。
負けられない柏を相手に今節、京都が勝機をつかみ久々の勝利へ結実させるか。興味深い一戦となりそうだ。

以上

2009.06.12 Reported by 武田賢宗
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