6月13日(土)ヤマザキナビスコカップ F東京 vs 清水(14:00KICK OFF/駒沢)
★ヤマザキナビスコカップ特集|チケット情報
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ヤマザキナビスコカップ予選リーグが大詰めを迎える。Bグループ首位の清水は、前節神戸戦に勝利し、すでに決勝トーナメント進出の条件である2位以内を確定させている。対する同2位のF東京は勝利で首位通過が決まるが、ほぼ同時刻にキックオフする他会場の結果によっては引き分け以下でも進出の可能性を残す。予選最終節の首位攻防戦は、明日14時、駒沢陸上競技場でキックオフする。
今季初顔合わせとなるが、昨季はリーグ、カップ戦で5度対戦してF東京が1勝1分3敗と大きく負け越している。清水の堅守を崩せず、逆にショートカウンターを浴びるのが失点パターンとなっていた。昨シーズン、文字通り壁となった清水の堅牢な守備を崩せるかが大きなカギを握っている。
「中が堅いからサイドから崩す機会が多くなると思う。単純にクロスを入れるだけでなく、大外を意識したり、マイナスや横パスを選択することも必要になってくる」(徳永悠平)。
徳永が話すように開幕から積み重ねてきたサイドからの崩しがどこまで通用するかが、ゲームのポイントとなるだろう。
対する清水は、日本代表のFW岡崎慎司に加えてFWヨンセンが出場停止、さらに中盤でキーマンとなっていたMF山本真希がけがで離脱中と主力選手を欠いている。だが、岡崎、ヨンセンとポジションを争う原一樹が2試合連続ゴール中と好調を維持しているだけに、得意のショートカウンターの切れ味は主力不在でも落ちないはずだ。
この試合の先制点は試合結果を大きく左右する重き1点になる。清水が奪えば、必然とF東京は攻勢を強めなければいけなくなり、ショートカウンターの絶好機を作り出すことができる。逆にF東京が奪えば、ボールロストを意識した戦い方に切り替えることができ、ショートカウンターの機会を奪えるはずだ。GK権田修一は「失点0が予選突破には必要になってくる。原選手には裏に抜ける一発がある。これまでも攻め残っている選手にしっかりつこうということを意識してきたので、(DFが)最初のポジションを間違えないように後ろから声でカバーしたい」と話す。FWカボレが前々節の山形戦で復調を印象づける2ゴールを挙げるなど、攻撃陣の調子は上向いてきている。失点0のまま、試合を推移することができれば、清水の堅牢をこじ開ける可能性も高まるだろう。
「けがを抱えている選手や、新たなメンバーも含めて各々がいい準備をしてきてくれた。後はもう戦うだけだと思います」(城福浩監督)
F東京は6年ぶりのホームゲーム開催となる駒沢陸上競技場で急きょ練習を実施するなど、今節に向けて万全の準備を行ってきた。清水も神戸戦後、長谷川健太監督は「最後も勝って、1位通過したい」と程よい緊張感と余裕を持ってこの一戦に臨む。
明日、ヤマザキナビスコカップカップ8強が出揃う。F東京が清水とともに予選Bグループを突破できるかは、明日の90分間ですべてが決まる。
以上
2009.06.12 Reported by 馬場康平
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