6月21日(日)J2 第22節 岡山 vs 岐阜(16:00KICK OFF/岡山)
スカパー!生中継 Ch182 15:50〜(解説:佐藤慶明、実況:川崎祐一、リポーター:守口香織)
☆勝敗予想ゲーム
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前回(第14節)の戦いでは、岐阜のルーキーFW・西川優大にハットトリックを決められ、4-0で完封負けした岡山。振り返れば、岡山の連敗はここから始まった。そして現在まで続く8連敗中の岡山・手塚聡監督は、「何とかここで断ち切りたい」と話す。岐阜の印象は、「きっちりとボールをつなぎ、動きも早いチーム」。岡山が主導権を握るための最低条件は、セカンドボールを拾い、リスタート後に注意しながらゲームを進めること。そして、攻撃に移ったらペナルティーエリア内までボールを運ぶこと、である。
第2クールを1勝1敗2分で進める岐阜は、全員参加によるスピード感のある攻守を展開し、爽快感さえ感じさせる戦いぶりだ。エース片桐淳至が抜けたとはいえ、2トップの佐藤洸一、西川が確実に得点を積み上げている。またチームの心臓ともいうべきボランチ・菅和範が、2試合の出場停止から復帰し、盤石の体制が戻った。岡山相手のこの試合を、必ず「もらいにくる」はずだ。
岡山は連敗中とはいえ、試合ごとに前進はしている。「局面はリュウ君(妹尾隆佑)と孝太(青木孝太)に期待して、ナリさん(保坂一成)に預ければ何とかしてくれるという安心感がある」と言うのは、ボランチの竹田忠嗣。確かに、保坂の存在感が際立ってきている。視野の広さ、アイデアの豊富さといった彼本来の力が発揮できる状況が整ってきたというべきか。中盤の底から小野雄平がビルドアップし、保坂と喜山康平が演出する、そんな岡山の新しい攻撃の形が出来上がりつつある。
岐阜は、両ウイング嶋田正吾と高木和正の仕掛けにプラス、菅の精力的で自在な動きという強い武器で、岡山のディフェンスを崩しにかかるだろう。手堅く守りながらドリブル、鋭いカウンターに、意表をつくミドルという厚みのある攻撃は、常に相手チームを手こずらせる。岡山がとくにケアするのは、カウンターへの対処。得点できない試合が続くチームのディフェンス陣を代表してGK李彰剛は、こう言う。「フォワード、中盤の選手を信じて、一瞬の気の緩みもないようやっていく。後ろは切らさずやることに尽きる」。
動きにおいても考え方においても、柔らかさが求められるゲームだ。勝点にこだわって、ガチガチになると厳しくなる。岡山のムードは…というと、悲観的プレビューがこれほど似合わないチームも珍しい。「次も無得点だとJリーグの連続無得点試合の記録に並ぶようですよ」とふられると、「なんとかします」と選手たち。「へんにネガティブにならないよう続けていこう」と話しているとのこと。個人個人で胸に秘めるものはさておき、肩の力を抜いて、毅然と。目の前のゲームで走り、チャンスを作り続けていくことが、今の仕事だ。
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★J2クラブサポーターのみなさま!クラブへの熱き思いを旗に!
第4回取材予定:
・6月20日(土) 徳島(取材)vs横浜FC
・6月21日(日) 湘南(取材)vs札幌
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以上
2009.06.19 Reported by 尾原千明
J’s GOALニュース
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