6月24日(水)J2 第23節 岐阜 vs 徳島(19:00KICK OFF/長良川)
スカパー!生中継 Ch185 18:50〜(解説:大野聖吾、実況:加藤義久、リポーター:鈴江晴彦)
☆勝敗予想ゲーム
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岡山戦では終始試合を支配しながらも、1点が遠かった。守備面では2トップからの果敢なチェイシングから、全体が連動したプレスで、相手の自由を奪うと、攻撃面ではポゼッションで相手を上回り、2トップのタメとサイドをうまく生かしたアタックで、何度も何度も決定的チャンスを作った。
しかし、点が入らなかった。この要因はフィニッシュの精度はもちろん、アタッキングサードでのスピードアップが決定的に足りなかった。この2つはJFLの頃から言われ続けていること。いいリズムでの守備、いいリズムでの攻撃が出来ているのにもかかわらず、未だに解消されない岐阜の慢性的な課題だ。
特に今、岐阜のサッカーは非常に面白く、組織的で、松永英機監督の狙いが浸透している。相手が上位であっても、試合を支配できるだけの力があるのは事実だ。だからこそ、余計にこの慢性的課題が、今まで以上により鮮明になってくる。
岐阜はここ7試合で1敗しかしていない。しかし、2勝と勝ちも少ない。4引き分けもほとんどが勝てた試合で、いつも『歯がゆい試合』が続いており、そろそろ勝ちが欲しい状況にある。この状況を打開するためには、やはり松永監督が口癖のように言っている「アタッキングサードでの精度」の向上が求められる。アタッキングサードの精度の中には、シュートの正確性はもちろん、アタッキングサードでのテンポアップが挙げられる。これは日本サッカー界全体にも言えることだが、特に岐阜はアタッキングサードでのスピードアップが乏しい。いつも手数をかけすぎて、相手の守備網に引っかかったり、可能性の低いシュートで終わってしまうケースが多い。中盤からアタッキングサードへのテンポの変化をいかに加えられるか。アタッキングサードへ入っていくまではいい形が出来ているだけに、ここにこだわって精度を上げて欲しい。
今節当たる徳島は、非常に嫌な相手だ。徳島はここ5戦で3勝2分けと負けておらず、好調をキープ。さらに前節からMF柿谷曜一朗が加入し、前節の横浜FC戦ではデビュー戦でゴールを決めるなど、チームに更なるアクセントを加えている。今の徳島を支えるのは、安定した中盤だ。今季から加入した青山隼がアンカーとして攻守のバランスを支えることで、MF倉貫一毅、MF徳重隆明らが攻撃に注力できるようになった。さらに守備面では若きDFリーダーのペ・スンジンの成長もあり、好守共に底上げが進み、チーム力が一気にアップ。今の好調ぶりを裏付けている。
それだけに岐阜はこの中盤をいかに剥がすことが出来るかがポイントだ。キーとなる青山をいかに縦や横に揺さぶれるか。中盤でのポゼッションは出来ているだけに、前述したようにいかにアタッキングサードでスピードアップが出来るかがキーとなる。
好調・徳島を下し、『歯がゆさ』を払拭して、ホームに歓喜を。サポーターはそれを待っている。
以上
★【J2 応援企画!】熱き思いを旗で示せ! J2ゲーフラヶ原の戦い
6/27(土)は愛媛と横浜FCのゲーフラを取材予定です。
2009.06.23 Reported by 安藤隆人
J’s GOALニュース
一覧へ【J2:第23節 岐阜 vs 徳島】プレビュー:『アタッキングサードでのテンポアップ』が、好調・徳島を撃破する鍵。(09.06.23)
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