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【J2:第23節 岡山 vs 水戸】プレビュー:ここ数試合の「上向き」を、より確実なものとするために。「メモリアルゴール」を決めるのは水戸か、岡山か!?(09.06.23)

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6月24日(水)J2 第23節 岡山 vs 水戸(19:00KICK OFF/岡山
スカパー!生中継 Ch181 18:50〜(解説:野村雅之、実況:川崎祐一、リポーター:守口香織)
勝敗予想ゲーム
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今の岡山は、「かなり、いいチーム」である。無得点の試合が7つも続けば、チームの思いはひとつ。ゴールのためのゲームを突き進むしかない! そのための守備の集中力はかつてないほどに高められているし、「いつ決まるのか、どんなゴールなのか、誰が決めるのか」と、待望のゴールを待たされているサポーター・ファンの期待だって膨れるところまで膨らんでいる。触れるとビリビリくるようなホームスタジアム。ここで迎え打つのは前節、雨の北関東ダービーを制した6位・水戸だ。

水戸が前節の草津戦で決めたゴール2本は、印象深いものだった。高崎寛之が胸トラップ+反転という技術の高さで、ゴールまで約30mの距離からループ気味のロングシュートで決めた先制点、そして保崎淳からのクロスを高崎がゴール前でつぶれてタメを作り、吉原宏太が押し込むという理想的な形の追加点と、2トップの鮮やかすぎるゴールシーンがチームを勢いづけている。「チームに一体感が生まれてきている」と吉原が話しており、攻守に安定感が戻った水戸はやっぱり手強い。

しかしながら岡山も、喜山康平、小野雄平、保坂一成といった中盤のキープレーヤーが、自分の持ち味を生かしたプレーで起点となって、パスもつなぐし、ミドルも放つ。もちろんドリブルでも上がる。右サイドハーフの妹尾隆佑は、前々節の横浜FC戦で復帰したが、「あのままキーパーも交わしてゴールに入っちゃえばいいのに」とチームメイトに言われるほど現在、ドリブルの切れがいい。巧い澤口雅彦、アグレッシブな尾崎雄二、という両サイドバックの攻撃への絡み方も冴えている。

どちらのチームも、前線・中盤が積極的にプレスを仕掛け、全員のハードワークが売り。相手にチャンスを作らせないよう芽を潰しながら、隙を狙っていくことになるが、水戸は中盤でゲームメイクする菊岡拓朗が入ると、ロングボール主体の攻撃にバリエーションが生まれ、188cmの高崎というターゲットに対して、吉原だけでなく、サイドの遠藤敬佑、金澤大将の抜け出す動きもうまくはまってくる。中盤での動きが重要な岡山としては、前節デビューを飾った小寺優輝らによる、おとりとなってオフボール時の動きで攪乱させるプレーも効かせたいところだ。

ともに怪我で戦線から離れていた選手が次々と復帰し、手持ちのカードは十分に揃った状況。それだけに指揮官の采配が問われるゲームでもある。ところで、水戸はクラブ通算400ゴールまであと2点。前回の戦い(第10 節・4-3 /jsgoal_archive/game/2009/20090200030120090426.html )では、荒田智之のハットトリックを含む4点を献上した岡山だが、ここ数試合のセンターバック・野本安啓の気合いのこもった表情や、金廣閔、植田龍仁朗の素早い反応を見る限り、メモリアルゴールを決めさせるつもりはなさそうだ。それよりも無得点連続7試合を続ける岡山のゴールが、「メモリアルゴール」となりそうなほど切望されている。

以上

★【J2 応援企画!】熱き思いを旗で示せ! J2ゲーフラヶ原の戦い
6/27(土)は愛媛横浜FCのゲーフラを取材予定です。



2009.06.23 Reported by 尾原千明
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