6月27日(土)J1 第15節 浦和 vs 神戸(16:00KICK OFF/駒場)
スカパー!生中継 Ch180 15:50〜(解説:川本治、実況:八塚浩、リポーター:朝井夏海)
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「浦和は元気がなかった」(栗原勇蔵/横浜FM)。
相手チームの選手にそう一蹴されたように、リーグ中断明け初戦に臨んだ浦和はまさかの空回りを見せることとなった(0-2で敗戦)。若手陣の台頭もあり、ヤマザキナビスコカップで意気揚揚とグループ首位突破を果たしたチームも、リーグ戦に限ればこれで4戦未勝利という状況に。前節の結果により3位に後退し、優勝を争う上でこれ以上の足踏みは避けたいだけに、前節での借りはこの神戸戦できっちりと返しておきたいところだ。
横浜FM戦での浦和は、不用意なパスミスを連発して中盤でボールをキープできない上に、中盤でプレッシャーがかからない状態のなかでDFラインは著しく安定感を欠いた。サイドバックとセンターバックの間を鋭角的にねらわれると、何度も相手のサイドアタッカーに切り裂かれる場面が頻発するなど、最後まで自分たちのリズムをつかめないままでゲームを終えることに。試合後には選手からペース配分の反省点なども聞かれている。
ただ、今の浦和にとっての出発点は、やはりポゼッションの部分だろう。前節では雨でスリッピーなピッチになったことが影響したことも間違いないが、チームとして確実にボールをつなげるようになってきてはいるだけに、リスクを冒す場面と無理をしない場面とのバランスが鍵となる。中盤でボールを配給する指揮者という意味では、特に山田直輝にかかる期待は必然的に大きなものとなりそうだ。
また、前線でボールが収まる状態になってきてもいるだけに、中盤からの飛び出しは今まで以上に得点への近道となる気配。マインドが攻撃に偏り過ぎればリスクも大きくなるだけに、ここでもバランス感覚は求められるが、前節の広島戦で圧力のある攻撃に脆いところを見せた神戸には、厚みのある後方からの押し込みは有効な攻撃パターンになるはずである。
一方、浮上の気配を見せながら落とし穴にはまったチームをどう立て直すかという意味で、フォルカーフィンケ監督の手腕にも注目が集まるところだが、ドイツ人指揮官と同様、神戸のカイオジュニオール監督も攻撃的サッカーを志向している。「このチームを攻撃的に変化させようとチャレンジしている」「サポーターは我々の走る姿を見に来ている」といった言葉からも、今の神戸のサッカーが浮かんでくるだろう。
広島戦で早速Jリーグ復帰初ゴールを挙げた大久保嘉人が「(今の神戸のサッカーは)面白いです。みんなも楽しいって言っている。パスも回せるし、やっていて楽しい」と語れば、広島の佐藤寿人も「神戸はいいサッカーをしていた」と相手の戦いぶりを称賛しており、そのサッカーは決して上位陣に見劣りするものではない。鋭いカウンターも交えたアタッキングサッカーは、浦和を飲み込む可能性を十分に秘めている。
浦和にとって、ここでのさらなる停滞は今後に向けて大きな不安を残す結果となるだけに、この試合で選手たちがピッチ上で示す意気込みは非常に強いものになることが予想される。何より、今節の会場は駒場スタジアム。チケットはすでに完売しており、ホームチーム今季最後の“聖地”での戦いで、求められるは勝利のみだ。
以上
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一覧へ【J1:第15節 浦和 vs 神戸】プレビュー:ホーム駒場で神戸を迎え撃つ浦和。まさかの落とし穴にはまったチームは這い上がることができるか!?(09.06.26)
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