今日の試合速報

開幕招待
開幕招待

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J2:第31節 仙台 vs 熊本】プレビュー:大量失点に悩む熊本を迎えたホーム戦。前節の敗戦の中で表れた反省点を改善し、仙台はここから8月攻勢を始めたい。(09.08.01)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
8月1日(土)J2 第31節 仙台 vs 熊本(19:00KICK OFF/ユアスタ
スカパー!生中継 Ch186 18:50〜(解説:都並敏史、実況:松尾武、リポーター:村林いづみ)
勝敗予想ゲーム☆土曜18時半締切! | 皆の投稿で作るスタジアム情報
JウイイレCC最新作によるシミュレーションプレビューは「MOVIE」をクリック!
※オートプレーの為、実際のメンバーと異なる場合があります。また一部選手はエディットして作成・追加しています。ご了承ください。
----------
 ホームで、首位相手のロスタイム逆転勝利。そして、アウェイでの3位4位直接対決における、終了間際の失点による敗戦。7月最後の2試合、仙台は(心情的に)なんと忙しい1週間を過ごしたことか。
 終わってみれば仙台は、前節終了時で4位転落となってしまった。だが前節、負ければ4位だが勝てば首位だったというほどタイトだった上位の順位表は、4位に落ちた今も、首位C大阪、2位湘南との勝点差わずか3という接近戦の継続を示している。1試合でひっくり返る差である以上、4位という数字におびえる必要はないだろう。実際に前節の終了後、仙台の選手は一様に「4位という事実は全く気にしていない」と語っていた。
 月も変わる今節から、仙台はあくまで、ポジティブシンキングで戦っていきたい。

 とはいえ、敗戦となった前節の反省はもちろん踏まえないといけない。あくまで筆者の分析だが、前節の甲府戦で仙台に感じられた問題点は、それぞれリンクしている部分はあるものの、大きく分けて3つ。攻守両面での切り替えの遅さ、押し上げが出来なかったことによる布陣の間延び、そして、2つ目と関連しているかもしれないが、前線でボールを収められていたサーレスへのフォロー不足だ。
 このうち、最初の「切り替え」に関しては、選手個々が集中を切らさず、意識を高く持っていれば改善できる話。前節の1失点目のように、自分たちのセットプレーからカウンターを食らうというのは絶対に繰り返してはならないが、30日の紅白戦を見ていると、流れの中でも好守交代の際には、ピッチの随所から「切り替え!」と叫ぶ声が。この点は熊本戦では、同じ轍を踏むことがないと信じたい。
 続く2つ目の課題「布陣の間延び」についても、紅白戦の中で必死に改善しようとしている選手たちの姿があった。甲府での敗戦後、守備にエネルギーを費やす余り攻撃で持ち味を発揮できなかったことを踏まえ「自分が積極的に相手ボールを取りに行く時は、後ろもついてきてほしいし、出られない時は(自分を)止めてほしい」と語っていたのは関口訓充。その彼から紅白戦の中で、後方の選手たちに「もっと前に前に…(まだ)低いって!」と、布陣の押し上げを呼びかける声が。実際にこの日は、センターバックの2人も(フォローに降りてくる斉藤大介を取り込みながら)できるだけワイドに広がることで、両サイドバックを甲府戦に比べ高い位置に押し上げ、それが全体的な布陣のシフトに繋がっていた。こうした狙いが功を奏せば、ぶ厚い攻めも、バランスの取れた守備も取り戻せるはずである。
 そして3つ目の課題である「サーレスへのフォロー」。この改善に直接繋がるかは分からないが、2トップの相棒がサーレスとプレーゾーンやスタイルが比較的近い中原貴之に替わることで、何かしらの効果は生まれるかもしれない。実際、前々節の湘南戦も、ジャーンの退場による効果は無視できないものの、後半途中から組んだサーレスと中原の2トップは面白いようにチャンスを生み出していた。「熊本は守備に高さの要素が多くないチーム。外からのクロスが効きそう」という手倉森誠監督の分析が正しければ、湘南戦のようにゴール前を制することが可能か。さらに高さだけでなく「甲府戦での課題だった、1人が引いたら、1人が裏へという動きをやれれば」(中原)、この組み合わせはさらに面白くなる。

 列挙した課題を立ち上がりからクリアできれば、仙台はここ最近の戦いを考えると、のどから手が出るほど欲しい「前半での先制点」と「その後の追加点」に大きく近づく。ちなみに過去10戦中、仙台はなんと8度も相手に先制点を奪われているが、逆に仙台が先制点を奪った試合は、シーズン通算で引き分け無しの13勝2敗。勝率0.867は、甲府に次いでリーグ2位タイの高率である。また同シチュエーションから逆転負けした過去2戦は、共に先制点で攻撃が止まったところに2ゴールを許し、1-2で敗れた(第7節C大阪戦、第16節愛媛戦)ものであり、つまり「先制点+追加点」がセットでもたらされれば、仙台の勝率は100%となる。
 さらに今節ユアテックスタジアム仙台にやってくる熊本は、ここ3試合で計10失点と、守備に苦しみを抱えている状態。仙台は早めにゲームを決める得点を得たい。

 今回のカード、第1クールの戦いを振り返ると、立ち上がりは藤田俊哉をトップ下に据え、ダイヤモンド型の中盤を構成した熊本が圧倒的なポゼッションで仙台を押し込んだ。だが仙台がゴール前を固めてこの攻勢を受け流した後は状況が一変、梁勇基の見事なFK2発を含む3ゴールで仙台が勝利することに。
 熊本としては、前回対決のリベンジも兼ね、前述した大量失点の連鎖を断ち切りたい。そういえば昨年、ユアスタでの第2クールの一戦は0-0のスコアレスドロー。ユアスタという強烈なアウェイ状況下でも守り抜いた実績が、熊本にはすでにある。また最近の熊本の2トップ、木島良輔と宇留野純というスピードあふれる「ウインガー的」なコンビは、前に出たい仙台の、特に最終ラインにとって小さくない脅威となるだろう。

 仙台は、裏を取られる恐怖を好守切り替えの速さによって振り払い、勇気を持って布陣を押し上げることで、8月のスタートダッシュをホームで切れるだろうか。

以上
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着