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【J1:第20節 柏 vs 神戸】レポート:新指揮官対決は和田監督に軍配。ネルシーニョ監督初采配も柏は攻め手に欠け、神戸は今季アウェイ初勝利を挙げる。(09.08.03)

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8月2日(日) 2009 J1リーグ戦 第20節
柏 0 - 1 神戸 (18:05//8,545人)
得点者:64' 河本裕之(神戸)
スカパー!再放送 Ch183 8/4(火)21:00〜(解説:金田喜稔、実況:佐藤文康、リポーター:石川葉子)
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両者の布陣は対照的だった。前節の鹿島戦から負傷のポポを菅沼実に代えた以外は同じメンバー、同じ3バックシステムの3-6-1で臨んだ柏に対し、神戸は大宮戦とは大きく布陣を変更。怪我明けの金南一をボランチへ入れると、それに伴いボッティを前線へ上げて茂木弘人と組ませ、大久保嘉人を右のアウトサイドに置いた。さらに右サイドバックには近藤岳登、左には松岡亮輔を起用した。

先に主導権を握ったのは神戸。自陣の低い位置から繰り出すフィードボールで、ディフェンスラインの背後を狙う攻撃が柏守備陣の急所を突いた。5分、金が左サイドへ送った対角線状のフィードに古賀誠史が抜け出すが、惜しくもゴールキックとなった。10分にも再び金のスルーパスからスペースへ飛び出した古賀が、ループ気味に狙ったシュートは枠を逸れた。
16分、柏はDF古賀正紘のアクシデントによる交代で、鎌田次郎の投入を機に布陣を変更。神戸のボッティが、前線から柏のボランチと3バックのラインの間に降り、フリーの状況を得て攻撃にアクセントを加えていた状況を打破するため、ネルシーニョ監督はボッティのマンマーカーとしての役割を鎌田に与えるとともに、近藤直也、パクドンヒョクを2センターバックとし、右サイドバックに村上佑介、左サイドバックに大津祐樹を配置する4バックシステムへと切り替えた。この転換により、それまでの神戸ペースが鎮静化。すると38分、この試合初めて柏にチャンスが訪れる。コーナーキックのセカンドボールを拾った村上から、菅沼の右クロスをゴール前フリーのパクが右足で合わせるが、バーを越えた。
前半終了間際には神戸が再び柏ゴールに襲いかかった。41分、大久保の右クロス、ファーサイドへ走り込んだ古賀がゴール前へと飛び込むが、パクが先に触り間一髪クリア。前半ロスタイムにも金のフィードから、飛び出した大久保がこぼれ球を拾いシュートを放つも、これもパクがブロック。さらにその直後、宮本恒靖のフワリと浮かしたクロスに古賀がボレーで合わせるが、叩きつけたバウンドが大きく跳ね上がり、バーを越えていった。

柏は後半に入り、神戸のロングフィードにしっかりと対応したため、前半ほど決定機を作らせることはなかったが、「フランサの個人技に頼っている部分があるので、もっと工夫しないといけない」と振り返る村上の言葉通り、いかんせん攻め手に欠け、単調な攻撃を繰り返す。試合は互いに無得点のまま、膠着状態に陥った感はあった。だが、その雰囲気を神戸がセットプレーで一蹴した。64分、途中出場の楠瀬章仁の左コーナーキックに、河本裕之が鮮やかに頭で合わせて均衡を破った。
今季の柏は、リードを許してから攻撃が活性化される傾向にある。この試合でも失点後、菅沼が果敢に仕掛け、フランサが個人技で打開を試みる。76分と84分に訪れたチャンスは、いずれもこの2人が絡んで生み出したもの。だが、あと一歩ゴールを割るには至らない。4分というロスタイム表示に、日立台のサポーターは劇的な場面への期待を膨らませたが、湧き上がるスタンドとは裏腹に、焦りも手伝ってか、柏の攻めは噛み合わず、巧みに神戸に時間を使われると、無情にも試合終了のホイッスルが鳴り響いた。

神戸にとっては、今季リーグ戦でのアウェイ初勝利、初の無失点試合、そして和田昌裕監督の初勝利と、『初物尽くし』の勝利となり、「なんとか5試合目にして初めての勝利で嬉しく思います。私にとっても初めての勝利なので感激していますし、特別な日になったと思います」と、和田監督は記者会見で安堵の表情を浮かべながら語った。

一方、痛い黒星を喫した柏。試合後のミックスゾーンで、多くの選手たちが「勝たなければいけない試合だった」と口にし、残留争いのライバル相手に喫した敗戦に唇を噛みしめていた。前半戦で破綻していた守備に関しては、ネルシーニョ監督の就任以降、間違いなく修正はされている。しかし、「点を取ってナンボ、点を取らないと勝てない」という菅沼の言葉が全てを物語っているように、サッカーはゴールを決めなければ結果は得られないのだ。「これからの2週間を大切に使い、最後まで動ける、ゴール前まで絡んでいけるフィジカルを身につけていきたい」と、これからのプランを語ったネルシーニョ監督の手腕に期待したい。

以上

2009.08.03 Reported by 鈴木潤
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