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【J2:第31節 東京V vs 岐阜】レポート:『らしさ』の戻った東京Vが、3試合ぶりの無失点で連敗脱出。岐阜は中盤での守備の強さが出せず、無念の連勝ストップ。(09.08.03)

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8月2日(日) 2009 J2リーグ戦 第31節
東京V 3 - 0 岐阜 (18:03/味スタ/4,427人)
得点者:6' 大黒将志(東京V)、32' 柴崎晃誠(東京V)、66' レアンドロ(東京V)
スカパー!再放送 Ch185 8/4(火)05:00〜(解説:三浦俊也、実況:田中雄介、リポーター:大竹七未)
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 東京Vが「良い状態のゲームのものを少しずつ取り戻すような内容」(高木琢也監督)で連敗を止めた。
大きかったのは、「先制点が取れたこと」だったと、主将・服部年宏は振り返る。
その服部のFKを大黒将志が頭で決め、東京Vは前半6分という早い時間にリードを奪うことに成功した。5試合連続、20得点目のゴールとなった大黒も「今日は絶対に先制点をとろうと思っていたので、よかった」と、思い通りの展開を喜んだ。
このリードでメンタル的にも余裕を持てたことで、「自分たちのやりたいことができた」(MF河野広貴)。ボールを支配して主導権を握りながら試合を進めることができた。

 その中で、東京Vがこの試合のポイントの1つとしていたのは、攻撃している時にボールを奪われたときの守備だった。前節の横浜FC戦では、攻めて前線へボールを運んでいる途中でボールを奪われ、そのままカウンターを食らうというシーンが多発した反省から、攻守の切り替えのスピード、前線からの守備、セカンドボールへの対応、奪われたときのポジショニングなどが大きなテーマだったが、「攻めているときのリスクマネジメントはしっかりとできていた」と、MF柴崎晃誠は話す。
 そして、2点目、3点目が、それを証明するような得点だった。

 前半32分、岐阜のゴール前に入れたクロスがクリアされ、相手につながれそうになったところを服部が奪ってインターセプト。柴崎、河野、柴崎と小気味良くつないで決めた。
 後半21分にMFレアンドロが決めた20m以上ある強烈なミドルシュートも、その前のクロスボールが岐阜DFに弾き返されたのを、服部が再び拾って出したパスからだった。
 どちらのゴールも、攻撃を防がれても簡単にボールを失わず、二度三度と攻め続けられたからこそ生まれたものだろう。
 そして、服部はこの試合で挙げた3得点全てをアシストした。ボールの出る位置の予測、ポジショニングなども含め、攻守にわたる随所で元日本代表選手としての格の違いを証明していたのではないだろうか。

 また、セットプレーの守備も前節からの課題として残していたが、こちらも「みんな特に集中していた」と柴崎。ここ2試合で5失点を喫していた中、結果として3試合ぶりに無失点に抑えられたことは、チームとして成長した証だと捉えていいだろう。
中でも、やはりFW平本一樹、大黒、MFレアンドロら攻撃陣の献身的な守備が効いていた。今後も、東京Vらしいサッカーを展開するためには、彼らのDF面での貢献は重要なポイントとなりそうだ。

 岐阜は、7月を無敗で走ってきたが、ついに連勝がストップした。敗因を、高木和正は「いつもみたいに中盤のところで相手を抑えられなかった」からだと話す。そのため、「今までできていた、守備から素早い切り替えての攻撃という、ウチの良さを出せなかった」という。
 また、MF菊池完も「ウチは特別技術の高い選手がいるチームじゃないので、運動量、判断や切り替えの速さ、気持ちで相手を上回らなければいけないのに、今日はすべてが東京Vの方が上だった」と、悔しそうに語った。

 それでも、何度か岐阜の時間帯も訪れていた。特に最も得意とする後半30分以降は、特長ともいえる豊富な運動量を武器に、東京Vを攻め立てた。しかし、「体力落ちず90分間走れるチームだから、いつもなら何とか最後で点が入っていたけど、今日は最後まで相手からボールを奪うことができなかった」(FW押谷祐樹)。松永英機監督も「2点はとれていたゲームだった」と、ラストの決定力に歯痒さを残したようだ。
今季10位以上を目標とする岐阜にとっては、そのあたりが今後の課題の1つとなるに違いない。
 菊池はこの試合で、最後のいやらしい時間の使い方、上手くボールを回して相手を精神的にイライラさせる利点など、多くのことを学んだという。「今日、何もできなかったことを、悪いほうにではなく、ポジティブに受け止めて今後につなげていきたい。もう1回戦えるので、その時はもっと良い試合ができるように成長したいと思います」と、第3クールでのリベンジを誓っていた。

 東京Vは、久しぶりに『らしさ』の出た快勝となったが、「上に追いついたわけではない」と服部は襟元を正す。まして、次節はセンターバックの富澤清太郎を出場停止で欠かなければならない。昇格へ向け、1試合1試合どのように乗り越え、力をつけていくのか。その過程に、これからもぜひ注目、期待したい。

以上

2009.08.03 Reported by 上岡真里江
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