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【J2:第31節 富山 vs 湘南】レポート:ルーキー富山、湘南を撃破して今季2度目の連勝。鮮やかなFKで姜鉉守が値千金のゴール(09.08.03)

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8月2日(日) 2009 J2リーグ戦 第31節
富山 1 - 0 湘南 (18:04/富山/2,835人)
得点者:67' 姜鉉守(富山)
スカパー!再放送 Ch186 8/3(月)19:00〜(解説:安井孝志、実況:牧内直哉、リポーター:豊田麻衣)
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 富山が2位湘南を下して9位に浮上した。前回の対戦で0−5の屈辱にまみれた借りを返し、今季2度目の2連勝。MF姜鉉守の鮮やかなFKによる1点を守り抜き、リーグ後半戦への勇気ともなる輝く星をつかんだ。湘南は今季ワーストの4連敗で4位に後退し、試練の時を迎えた。

 新加入を相手に今節こそ連敗をストップしたい湘南。前回完敗した雪辱を期す富山。ともにモチベーションは十分だった。富山にとっては前節の勝利で戦績を五分に戻しての節目と再チャレンジが重なり、前日にも「ここは大勝負。勝ちたい」(姜)、「勝ちたい。相手の田原(豊)選手を抑えて無失点で守りたい」(DF堤健吾)との意欲的な言葉が聞かれた。その口ぶりの力みのなさにも気持ちの充実ぶりが表れていた。

 その中で、試合開始2時間ほど前から降り出した雨が勝負のあやとなった。立ち上がりに慎重さとシンプルさを求められ、総合力では上のはずの湘南は気勢をそがれた。反町康治監督は「我々にとっては晴れの方が好ましかったのは間違いない」と認めざるを得なかった。一方の富山は「前節の愛媛戦も雨の中のゲームだったので経験が生きた」(MF朝日大輔)。楚輪博監督が指示した「状況に応じたシンプルなサッカー」に徹した。

 開始から湘南はFW田原へのロングボールから組み立てを図る。富山は奪ってからの素早い展開からゴールを目指した。25分を過ぎて富山が中盤でセカンドボールを拾って押し込み、立て続けにCKを得た。前半終了間際にはDF西野誠の右サイドクロスから決定機を作ったがゴールは生まれず0−0で折り返した。
 後半は両チームともに早い攻守の切り替えから交互に攻め合った。湘南がFWアジエルを起点に両サイドに揺さぶりをかけ、同10分にはDF臼井幸平の右からのクロスに後半から投入されたFW阿部吉朗が飛び込んだが、わずかに合わなかった。富山は同21分にFW桜井正人を入れると、その桜井がペナルティーエリア左でFKを得た。
「蹴った瞬間に入ったと思った」と姜。右足からのキックは弧を描きながらゴール右上すみのバーをかすめてサイドネットを揺らした。自身Jリーグ初ゴールが、勝負を決める一発となった。

 シュート数は富山が19本で、湘南の7本を大きく上回った。富山のMF長山一也は「自陣ではセーフティーに、相手コートに入ったらパスをつないでいく方針だった」と言う。攻撃に転じるとスリッピーな状況を苦にする様子もなくグラウンダーのパスをつなぎ、ゴールに迫った。天候によって強いられた『シンプルさ』が、富山にとっては思い切ったミドルシュートや縦方向への素早い展開を導き出したかたちともなった。選手は一様に「雨に助けられた」と勝利を手放しに喜んではいなかったが、「上位との対戦が続くが、高いモチベーションで臨める」(朝日)と確かな手ごたえをつかんだ様子だった。

 湘南は次節から水戸、鳥栖と手ごわい相手が続く。「残り20試合。ここからが本当の勝負だと思って腹を据えてやるしかない」と反町監督。真価の問われる1週間になりそうだ。

以上

2009.08.03 Reported by 赤壁逸朗
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