8月9日(日) 2009 J2リーグ戦 第33節
仙台 3 - 1 愛媛 (18:04/ユアスタ/13,903人)
得点者:29' 千葉直樹(仙台)、50' 梁勇基(仙台)、72' 千島徹(愛媛)、79' 中原貴之(仙台)
スカパー!再放送 Ch183 8/10(月)15:00〜(解説:菅野将晃、実況:守屋周、リポーター:村林いづみ)
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勝つには勝ったが、3得点は全てセットプレー。さらにエアポケットのような失点もあった。まだまだ、改善するべき点は多い。
だがそれ以上に仙台にとって、今回の勝利には、今後に繋がる「ヒント」が隠れているように思える。同じ勝利でも、ピッチ内が終始大混乱のただ中にあって、終わってみれば何とか勝っていたという状況だった熊本戦とは、明確に線を引くことが出来る勝利である。
とにかく早い時間の失点を避けるべく、守備において集中してゲームに入ろうとした仙台だが、今節に関して言えば、早い失点が無かったことよりも、早い時間にチャンスを作り出せたことが大きかった。立ち上がりから積極的に相手の裏を狙い、そこにスタメン復帰の中島裕希が呼応して好機が生まれたことで、仙台は試合開始からゲームを敵陣で進めることが出来た。この時点で、過去数試合とは流れが変わっていた。
そしてその流れを維持する上で、今日は千葉直樹、永井篤志のボランチ2人による高い位置取りも光った。中盤センターがハーフウェイラインより前で起点を作ったことで、そこからのパスを受ける右サイドの関口訓充もサイドの高い位置から、前を向いてドリブルを始めることができた。攻撃が持ち味だったはずの愛媛の左サイドバック、関口の対面にいた松下幸平が全くといって良いほど前に出られなくなっていた時点で、このサイドの状況は決まった。クリスティアーノ・ロナウドばりのつま先立ちバレリーナステップから、関口は軽やかにサイドを駆け抜けていく。
その流れは20分頃で一段落するのだが、愛媛が前に出始めてきたこの時間からも、攻守でメリハリの効いていた今日の仙台は、守備でじれなかった。ここ最近の失点の原因としてあった「マークの曖昧さ」。この課題をまず改善すべく、布陣のバランスが崩れるぎりぎりのところまで、仙台の選手は攻め上がってくる愛媛の選手に対してマークに付いていった。特徴的だったのが、攻撃でも貢献していたボランチ2人。正面の赤井秀一、永井俊太の2人に対し、前線に顔を出してきた時だけでなく、サイドに流れていった際にも、千葉と永井篤志は迷うことなくついていった。それにより必然的にゴール正面のスペースは空くのだが、愛媛がそこにボールを打ち込んできた際には、センターバックのエリゼウと渡辺広大が厳しく行くというルールが出来ており、「マークの確定」と「守備ブロックの構築」との両立を目指す姿があった。自陣でのミスによるピンチやカウンターを許さなければ、今節の仙台は安定した守備を見せられていた。
そして29分、ほっと一息となるゴールが仙台に。梁勇基からの右CK、ニアに空いたスペースに入った千葉が放った叩きつけるヘッドが、ゴールの左に決まる。第27節富山戦以来、6試合ぶりとなる先制点である。
さらに前半の終わりも、しっかりと守備を固めて過ごした仙台に、後半立ち上がりに待望の追加点が入る。高い位置で奪った仙台は左に流れていた中島へ振ると、そこからのセンタリングに戻りながら対応したゴール前の柴小屋雄一にハンドという痛恨の宣告が。これによってPKを得た仙台は、梁が50分に冷静に決めて2-0とする。
72分、愛媛も足の止まった仙台の左サイドバック、朴柱成の裏へ大山俊輔が抜け出すと、そこからのセンタリングを途中投入の千島徹がペナルティーエリアから豪快に蹴り込んで一度は1点差とする。だが返す刀で仙台も79分、梁からの右CKに対して、ファーからニアへ飛び込んで打点の高いヘッドをたたき込んだのは、このプレーがファーストタッチどころか、本当に交代直後のファーストプレーだった中原貴之。スタジアム中を驚かせた彼のヘッドで試合は本当に決まったと言える。
仙台はここ数節、課題が多すぎて、どこから手を付ければよいのかわからないような状況だった。だが結局のところ、それは千葉が試合後に語っていたように「各々が自分の仕事をしっかりとやる」ことが、解決への近道だったのか。少なくともこの試合に関して言えば、ボランチの仕事ぶりが攻守において効いており、それが後方のDF、さらにはサイドや前方のアタッカーの「各々の良い仕事」を生み出していた。
攻守において、どのようなことをやりたいのか、少なくとも今節の仙台は見せることができた。(決められないことが問題と言えば問題なのだが)、流れの中からも前半には中島が、そして後半にもサーレスが、共にGKと1対1という場面を生み出している。7月の終盤から8月の今にかけて、若干の迷いに悩まされていた仙台だが、チームとしての「梅雨明け宣言」になるべき可能性を、今節の試合では感じさせた。
ところでこの日、負傷者続出中の愛媛では、まだユース所属で2種登録された18歳のFW岡本剛史が67分からピッチに入り、トップチームデビューを果たした。その直後、岡本は中央の内村圭宏からの浮き球スルーパスに反応、落ち際のボールにあわやボレーで合わせかけるという場面を生み出した。
メンバー編成自体から苦しめられている愛媛はこの敗戦で5連敗となった。しかし岡本のような若き選手の奮闘を、何とかチームの勢いにつなげ、この苦況を脱したいところである。
以上
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