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【J2:第33節 東京V vs 札幌】レポート:新システム同士の対決、軍配は札幌に上がる。東京Vはまたしても痛い連敗を喫す。(09.08.10)

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8月9日(日) 2009 J2リーグ戦 第33節
東京V 1 - 2 札幌 (18:03/味スタ/6,591人)
得点者:25' キリノ(札幌)、52' キリノ(札幌)、69' 永里源気(東京V)
スカパー!再放送 Ch183 8/11(火)12:30〜(解説:武田修宏、実況:寺嶋淳司、リポーター:右松健太/田中毅)
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互いに「新しい試み」(札幌・石崎信弘監督)をぶつけ合った一戦となった。

DFの主軸である土屋征夫、富澤清太郎の両センターバックを欠いた東京Vは、ディフェンス面で「少し後ろの状態がバタバタする傾向がここ何試合かあった」こと。そして、オフェンス的には「後ろからポゼッションして、どんどんずらしながらボールを進めていきたい」(高木琢也監督)との狙いから、中央を服部年宏、左・高橋祥平、右・飯田真輝の3バックを選択した。加えて、これまで右サイドバックでの出場を続けていた藤田優人を左ワイドに、右には福田健介を8試合ぶりに先発起用、さらにボランチに菅原智と、布陣を大幅に入れ替えた。
一方の札幌・石崎監督は、第31節でのデビュー戦以来、攻撃の起点となり続けている古田寛幸の好調ぶりを買い、2試合連続で右MFに先発起用する。前節の発熱欠場から復帰した不動の右サイド・藤田征也は、初の左MFに配した。また、MFの中央には宮澤裕樹、西大伍の2人を入れ、ダニルソンの1ボランチ、1トップでキリノという、4-1-4-1システムで臨む。

「札幌は前からのプレッシングが非常に特徴的。その相手(の特徴)に対して『守る』という部分では、少しネガティブ」(高木監督)
「新しいチャレンジとして、勝ったときの戦い方を今やっています」(石崎監督)
立ち上がりは、両監督の言葉どおりの展開となった。

「守備の時は両サイドも完全に引いて守る約束だった」(DF高橋)という東京Vは、厚みをかけてきた札幌の攻撃に対し、ほぼ5バックで守る状況が続いた。
逆に札幌は、前節FWとして出場し2ゴールを挙げた好調の宮澤が、通常のボランチよりも1列上がったことで、その攻撃力をより生かし、前へと積極的に飛び出していく。1.5列目に下がり気味となった西との関係も非常に良く、片方が上がれば、もう一方は守備意識を高めるというバランスが徹底されていた。

その中で、両チームとも強く欲しがっていた先制点が入ったのが前半25分。奪ったのは主導権を握りつつあった札幌だった。古田が左のスペースに出したパスを上里一将がダイレクトで上げ、キリノが頭でキレイに決めた。

0-1で折り返した後半、東京Vは河野広貴がシュートを放つなど、初めから積極的に攻める姿勢を見せる。だが、ハーフタイムでの「次の点がポイントになる」という石崎監督の言葉を強く意識した札幌が後半7分、東京VDFのミスを見逃さずキリノが再びゴールし、勝利を手繰り寄せた。

東京Vも後半24分、途中から投入されたMF永里源気が、大黒将志、平本一樹とつないだところに走りこんで1点を返す。そこで、4バックへとシステムを変え、MF弦巻健人を初起用すると、「相手は運動量が落ちてくるし、チャンスはある」との高木監督の目論見どおり、足の止まった札幌に対して自分たちのリズムで攻める時間帯が増えた。しかし、結果としては、前半からことごとく起点をつぶされてきたボランチのダニルソンに、最後まで自由を奪われた。「2-0になった時点で、もうちょっと早く1点が取れていれば」(高木監督)。同点に追いつく雰囲気は作りながらも、前回対戦時のようなロスタイムでの劇的同点ドラマは待ってはいなかった。

勝利した札幌は、これが4月以来、今季2度目の連勝となった。好調の要因に、高校生ルーキー古田の活躍は欠かせないだろう。「勝利に貢献しているという満足感はありません。でも、コンスタントに得点に絡んでいきたいです」と語る、初々しい笑顔が非常に印象的だった。
また、藤田征也は「みんなが今までやってきたことの理解を深め、夏場でも走りきれるようになったこと」が大きいと話す。だが、一方で「2-0から2-1にされてしまうところが、まだまだ課題」とも語った。
対戦相手から、今後間違いなく研究されてくるであろう古田がどこまで躍進するか。この試合でもみられた、後半明らかに運動量が落ちる場面でいかに足を止めずに走りきれるか。そのあたりが、今後札幌が上位へ食い込むための大きなポイントとなるのではないだろうか。

東京Vは、「代わって入る選手にはチャンス」と大黒が語ったように、永里、弦巻らフレッシュな力が存在感を示したことは明るい材料だと言って良いだろう。だが、土屋、富澤、レアンドロ不在の影響を感じさせないまでの内容、結果を残すことができなかった事実からは目を反らせられない。
34節は富澤が、35節にはレアンドロの出場停止が解け、土屋が復帰してくるのは待ち遠しい限りだが、ここからJ1昇格争いに本格的に加わるためには、「誰がいないとか関係ない」(平本)。チーム全体の力の差を縮めることが最大の課題ではないだろうか。

以上

2009.08.10 Reported by 上岡真里江
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