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【J1:第21節 F東京 vs 横浜FM】レポート:青赤とトリコロールの対戦は、両チームに課題と手応え残すドロー決着(09.08.17)

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8月16日(日) 2009 J1リーグ戦 第21節
F東京 0 - 0 横浜FM (18:33/味スタ/24,913人)
スカパー!再放送 Ch308 8/17(月)23:00〜(解説:山本昌邦、実況:西岡明彦)
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 F東京は、ホーム味の素スタジアムで横浜FMと対戦し、0-0で引き分けた。試合開始から横浜FMに主導権を握られて劣勢に立たされたが、前半を無失点で凌ぐと、後半はパスを繋いでゴールへと迫った。だが、ゴールは遠く、スコアレスドロー決着となった。これでF東京は1つ順位を落として7位に。横浜FMは11位に留まった。

 両チームともに決定機を多く作り出せない、手堅いゲーム展開で90分間を終えた。決め手を欠いたが、試合後の指揮官は課題と期待の両方を口にした。
「前線からの守備と、攻守の切り替えもよかったが、攻撃で手数をかけすぎて打てるところで打てていなかった。特に後半は、守備は集中していたが、攻撃ゾーンに入ってからの積極性やイマジネーションに乏しかった」(木村浩吉監督/横浜FM)

「このところ先発を定着して戦ってきたが、今回代わって出場した選手それぞれが精一杯やってくれた。結果は残念ではありますが、勝点1を取れたことは彼らが無失点に抑えたからこそだと思う。出場した選手の勝点に対する意欲を評価したい」(城福浩監督/F東京)

 横浜FMは、前回のF東京戦が代名詞の3バックから新たに4バックシステムを導入した初陣でもあった。今節は、そこからどれだけチームが成長したかを推し量る上でも、格好のゲームだったと言える。
 横浜FMのしっかりとチーム作りを進めてきたことがうかがえる戦いぶりは興味深かった。最終ラインからパスで組み立て、さらにはボールを奪われた直後の切り替えも素早く行われ、守備ではチーム全体のバランスを崩すことなく、90分間を戦い抜くことができた。ただ、今節に限っては、木村監督が「サッカーの醍醐味というか面白さ」と語るアタッキングサードでの効果的な崩しを見せることができなかった。ペナルティ角や、ゴールライン近くまでボールを運ぶことは出来ており、ボールを保持する選手にいくつかの選択肢を与える周囲の動き出しもあったが、その中での最良な判断や、工夫には課題が残った。

 指揮官は「京都戦ではできていたが、攻撃ゾーンに入っていくことがF東京の守備もよかったためにできていなかった。積極性やアイディアも乏しかった。意識で変わるところなので修正したい」と試合後の会見で話したが、明確な課題に取り組めることはチーム状態が悪くないことを物語っている。リーグ戦を戦いながら未来を見据えた若手の育成は簡単ではない。だが、横浜FMと言えば、タイトで勝負にこだわった戦いができるチームだっただけに、要所を固める経験豊富なベテラン選手と若手選手の融合が深まれば、トリコロールの新たな姿は形作られていくはずだ。

 一方のF東京は、攻守の核となってきた4選手の欠場がやはり響いた。「今日、ピッチに立ったメンバーでももっとやれたと思うが、マイボールになった時はこれまでのメンバーとの違いが出てしまった。僕らは絶対に負けたくなかったし、失点したくなかった。守備の共通意識と個人の意識の高さは感じたが、そういった責任を感じてプレーしたからこそ、リスクを抱える怖さはあったと思う」(城福監督)。序盤は手堅い判断が続き、主導権争いで相手に先手を許してしまう苦しい立ち上がりだった。ただ、その中でも久しぶりに先発出場したDF茂庭照幸とMF金沢浄が踏ん張りを見せて、前半を無失点で折り返した。

 指揮官はハーフタイムに「もう一回、開き直ってトライしようよ」と声をかける。すると、後半からはパスが繋がり、サイド攻撃が機能し始める。MF羽生直剛はMF石川直宏不在の中、ワイドの位置で積極的にプレーして好機を演出した。途中出場したMF大竹洋平は短い時間ではあったが、昨シーズンのようなキレのある動きを見せていた。0-0でゲームを終えたが、代わりに入った選手に加え、これまでと別の役割を果たした選手の頑張りもあった。
「これまでの働きからすれば、核と呼べる4選手が不在だったので簡単ではなかった。その中で、それぞれが責任を持って取り組んでくれたことはチームの積み上げにもなるし、個人のレベルアップにも繋がる。絶対に負けたくないという状況の中で勝点1を取れたことは評価したい」と、城福監督。ここまで積み上げてきたチームのベースにさらなる積み上げはできた。「バックアップの強化」という課題に加え、これまで先発出場した選手が新たな一面を見せたことは今後に向けた収穫と言える。

 両チームにとってこの日のゲームは、勝点1以上に価値のあるゲームになるかもしれない。ただ、それも残りのシーズンの戦いによって決まるということも忘れてはいけない。

以上

2009.08.17 Reported by 馬場康平
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