8月23日(日)J2 第35節 愛媛 vs 草津(19:00KICK OFF/ニンスタ)
スカパー!生中継 Ch174 18:50〜(解説:大西貴、実況:高野勝正、リポーター:重橋秀香)
勝敗予想ゲーム | 皆の投稿で作るスタジアム情報
----------
第2クールの最後に、喉から手が出るほど欲しかった勝利をつかんだ愛媛と草津。愛媛はアウェイで栃木を下し、11戦未勝利という苦難の道を乗り越えた。そして対する草津は湘南を破り、ホーム14戦未勝利の長いトンネルを抜け出した。先制しても勝ち切れず、苦しんでいた両チームがようやく手にした勝点3。新しいクールの始まりを前に、両チームとも浮上のキッカケをつかんだ。
しかし、それでも試合内容にまで目をやると、愛媛と草津の状況はやや異なる。試合後も、そして草津戦を目前にした今も栃木戦のことに触れると「内容は良くなかったから」と険しい表情に変わる内村圭宏。栃木戦で2得点をあげ、2006シーズンに田中俊也が残したシーズン14得点のチーム記録に並んだ男も、当然、まだ現状には納得していない。
「相手のミスで奪っているだけで、選手の中に達成感がないのでは。どうしてもバタバタしてしまうので、落ち着かせて守備をさせることで奪った感を出させるようなトレーニングをしている」と望月一仁監督は語るが、まだ愛媛は課題の根本的な解決には至っていない。チーム全体の狙いがボケてしまい、奪いどころを外されてしまうと後手に回る。そして栃木戦でも失点の原因となったが、サイドでの守備にほころびが生まれる。
そこはサイドバックやサイドハーフだけの責任ではなく、前線から連動するプレスのタイミングやラインコントロールなど、様々な要素が絡んでくる問題。前節も柴小屋雄一が前半で負傷退場というアクシデントがあり、愛媛には最終ラインが毎試合変わるという苦しいチーム事情もあるが、新戦力チアゴが加わりアライールや高杉亮太ら怪我人が帰ってくる第3クールも「どこでどう奪うのか」という守備の課題に対しては、引き続きチーム全体で修正を加える必要がある。
一方で、2−0で湘南に完勝した草津。「草津は強い。チームが出来上がってきている」と望月監督も警戒を強めるが、湘南戦で1得点1アシストを決めて今季15得点をあげている都倉賢を筆頭に、その高い攻撃力に愛媛はどう対応するか。2列目からは廣山望や熊林親吾がドリブルやパスを織り交ぜて攻撃にアクセントをつけてくるし、ボランチの位置からは松下裕樹が出てきて強烈なミドルシュートを繰り出す。愛媛は第1クールで3失点、第2クールでも2失点と草津の攻撃を封じることができていない。「全部に反応して逆を突かれないよう狙いを持って、奪ってからの速い仕掛けでウチの強みを出したい」と望月監督は語るが、第3クールの初戦から愛媛の課題がいきなり試されることになる。「ボールの取りどころをハッキリして、いい形で奪える守備が必要」とボランチの赤井秀一もイメージを膨らませるが、「第1クールでできていたことを取り返す(第1クールは17失点)」と続けたように、愛媛にとっては第2クールで壊れてしまったもの(第2クールは41失点)を再び積み上げることになる第3クールだ。
さらに、勝利の喜びを取り戻すための第3クールになることは、愛媛も草津も同じ。草津は前節の湘南戦まで約5ヶ月ホームでの勝利がなかったが、愛媛も6月20日の福岡戦から既に2ヶ月以上、ホームで勝利から遠ざかっている。愛媛としては勝てなかった時期も絶えずエールを送り、後押しを続けてくれたサポーターのためにもニンスタでの勝利を目指す戦いになるし、草津にとっても11位という現状から一歩でも前進するためのスタートにしたい一戦。前節の勝利を第3クールの勝点3ににつなげるためにも、両チームにとって今節は重要な一戦となる。
以上
2009.08.22 Reported by 近藤義博
J’s GOALニュース
一覧へ【J2:第35節 愛媛 vs 草津】プレビュー:未勝利の長いトンネルを抜けた愛媛と草津。第2クール最終戦の白星を、第3クールの反撃につなげられるのはどちらのチームか!?(09.08.23)















