8月23日(日)J1 第23節 川崎F vs 山形(19:00KICK OFF/等々力)
スカパー!生中継 Ch181 18:50〜(解説:川勝良一、実況:野村明弘、リポーター:高木聖佳)
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前節行われた磐田戦で川崎Fは、これまでに例のない内容の悪い試合をしてしまう。まず、中盤が間延びする事で選手間の距離が広くなり、持ち味のパスワークが封じられる。さらに近い距離に味方選手がいないため、どうしても鄭大世へのロングパスに頼りがちとなる。しかし中盤でのパス回しの時間がないため鄭大世へのフォローは手薄となり、磐田は何のためらいもなく2人の選手を対応に当たらせる事ができていた。さすがに2人にケアされれば頑丈な鄭大世であってもボールをキープするのは難しい。蹴っては奪われ、蹴っては奪われ、を繰り返すうちに状況は悪化の一途をたどり、最終的に前半だけで2失点。それが磐田戦の敗因のすべてだった。
関塚監督は前半のうちにいくつかのキーワードをポイントとなる選手に伝えていたという。試合はリアルタイムに進行中であり、丁寧な説明はできない。ハーフタイムを経て川崎Fのサッカーは正常化するが、それを前半のうちから自己解決してほしいと関塚監督は話していた。
磐田戦後の選手の話では、研究されていたと感じていたという。磐田はボランチと最終ラインとにうまくプレッシャーをかけ、多少の混乱を川崎F守備陣にもたらしていたのである。ただ、そうして研究されるのは川崎Fにとって珍しい事ではなく、そうした包囲網を乗り越えなければ優勝はないというのがチームの共通の認識となっていた。だからこそ、前半のうちに劣勢を跳ね返せなかった事が残念だった。
その磐田戦から中3日で行われる山形戦は、川崎Fのサッカーを取り戻すための試合となる。「相手がどう来たとしても自分たちのサッカーを貫きたい」と話すのは村上和弘。研究してくる相手に対し、それでも自分たちのサッカーを出すためにどう試合をコントロールするのかが大事になると話していた。そういう点ではこの山形戦は難しい相手となりそうである。小林監督の緻密かつオーソドックスなサッカーは対戦相手を苦しめており、関塚監督は「山形は小林監督の基本的なコンセプトは変わっていないですし、どの試合も接戦に持ち込むだけのまとまりがある」と警戒していた。山形の特徴はそのサイド攻撃にあるが、磐田戦では左右のサイドからのクロスで失点しているのも気がかりなところである。また15節にアウェイで対戦し、その堅い守りに手こずらされた試合も記憶に新しいところである。コンディション不良の中村憲剛が不在だった事もあるのだが、侮れない相手であるのは間違いない。
山形は勝利した前節のFC東京戦で、選手の入れ替えを行っている。チームに途中加入し徐々に出場時間を延ばしていた赤星貴文が移籍後初となる先発フル出場を果たし、石川竜也とのタテの関係から決勝点に絡んでいる。元々足元の技術には定評のある選手だったが、時間をかけて出場機会を掴んでいるという状況から判断するに、チーム戦術への理解を深めているのだろう。そういう点では注意が必要である。
ちなみに川崎Fは山形の左サイドとマッチアップする右サイドバックの森勇介が出場停止となっておりその穴を誰が埋めるのかがポイントとなる。セオリーどおりに考えれば井川祐輔という事になるのだが、ヤマザキナビスコ杯準々決勝の鹿島戦や、リーグ戦18節の神戸戦で先発した久木野聡の起用も十分にありうる。サイドを破られた磐田戦の反省を踏まえ、また今季9ゴールと得点を積み重ねてきている長谷川悠にチャンスを与えないためにもサイドのケアはこの試合の行方を占うポイントとなりそうである。シンプルではあるが、サイドライン際の攻防に注目したいと思う。
以上
2009.08.22 Reported by 江藤高志
J’s GOALニュース
一覧へ【J1:第23節 川崎F vs 山形】プレビュー:首位に追いすがるためにも連敗できない川崎Fが、堅守でFC東京を下した山形を迎え撃つ。サイドライン際の攻防がポイントとなりそう。(09.08.23)















