12月5日(土) 2009 J1リーグ戦 第34節
大分 1 - 1 大宮 (15:35/九石ド/22,460人)
得点者:22' 土岐田洸平(大宮)、70' 高橋大輔(大分)
スカパー!再放送 Ch185 12/7(月)11:30〜(解説:増田忠俊、実況:小笠原正典、リポーター:成尾佳代)
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30節で16位以下が確定してからもモチベーションを下げることなく「サポーターのために」と9戦負けなしで今節を迎えた大分と、前節J1残留を決め、アウェイでの試合に臨んだ大宮の対戦は、この試合にかけるモチベーションの差が、そのまま出た試合となった。
ポポヴィッチ監督が目指すパスサッカーを実現しようとポジティブな戦いを見せた大分は、序盤からポゼッションで上回り、主導権を握る。11分にはフェルナンジーニョ、高橋大輔とつないで、最後はエジミウソンがボレーシュートを放つ。17分にも高橋と家長昭博のパス交換で左サイドを攻略し、逆サイドから飛び込んだ清武弘嗣が頭で合わせるなど、最終ラインからスピーディーなパス回しを発動し、次々にチャンスを作り出した。しかし古巣相手に気合の入る江角浩司の壁を打ち抜くことができなかった。チャンスを逃し続ければ、流れを失うのは常で、22分にパスミスをカットされ、土岐田洸平に35m超のスーパーミドルを叩き込まれ先制を許す。「大分は前回対戦したときと全く違うチームという感じだった。ボールを回されると分かっていたのでカウンターを狙おうと指示があった」と土岐田。大宮としては狙い通りの展開で先制した後は、しっかり自陣を固め大分の反撃を跳ね返した。
後半に入り動いたのは大分だった。「相手は自陣に引いてカウンター狙いの陣形できたので、後半はシステムを変更して、リズムを変えよう試みた」(ポポヴィッチ監督)。4−4−2から3−5−2にシステムを変更。中盤の枚数を増やし、前半以上にポゼッションを高め圧力をかけた。「自分たちのサッカーをすれば負けない」とは高松大樹の言葉だが、パスサッカーを貫くと、70分にはスローインから細かくパスをつなぎ、後半途中から入った東慶悟がドリブルでシュートコースを空けグランダーのシュートを放つ。このシュートは一度、江角がはじくが、高橋がこぼれ球にいち早く反応し同点弾を決めた。一気に流れを引き込んだ大分は、その後も攻撃の手を緩めることなくゴールに迫ったが、大宮も手堅く守りスコアは動かずタイムアップとなった。
今季14連敗を喫し、そこからポポヴィッチ監督が指揮をとりチームを建て直した大分。就任後の16試合の成績は6勝5分5敗。圧倒的な数値ではないが、序盤のできを考えれば十分なリカバリーを見せたと言えるだろう。25節からは10戦負けなしと、ようやく希望の光が差し込んできたところでシーズンが終わってしまうのはもったいない気もするが、この流れを継続していけば「1年でJ1復帰」も夢ではない。試合後のセレモニーで「私達は皆、大分のために戦い必ずJ1に戻ってきます。仲間を信じて全員で戦いましょう!!」と横断幕を掲げた選手たち。クラブの経営状況は依然厳しいが、選手は来季のJ2スタートへ、いい流れをつくった。
以上
2009.12.06 Reported by 柚野真也













