スカパー!生中継 Ch181 13:50〜(解説:桑原隆、実況:大石岳志、リポーター:荒木麻里子)
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今季リーグ戦ではまだ未勝利のチーム同士。どちらも危機感が非常に高まっている中、磐田ホームのヤマハスタジアムでどんな戦いが繰り広げられるのか。日曜日の大きな注目カードのひとつとなる。
磐田はここまでリーグ戦1分3敗でJ1最下位、ナビスコカップ予選でも0勝1分という成績。前節の京都戦ではアディショナルタイムに逆転ゴールを決められて敗れ、水曜日のナビスコカップ予選・浦和戦でもアディショナルタイムに同点ゴールを決められて今季初勝利を逃した。
開幕の仙台戦では開始26秒、3節の名古屋戦では開始17秒(クラブ史上最速失点)で先制点を奪われるなど、失点する時間が悪すぎるのも大きな課題。運が悪かったという部分もあるが、「自分たちで流れを悪くしている。開始1分とかロスタイムとか、お前ら馬鹿かと言われてしまう」(西紀寛)と、選手たちもそこは本当に何とかしなければならないと思っている。
ただ、その点を除けば、それほど悲観的なゲーム内容が続いているわけではない。水曜の浦和戦でも「もっとフィニッシュは増やしたかったけど、前半はだいぶボールが回っていた」(那須大亮)など、選手たちも手応えを口にしている。ボランチに入った今季初先発の上田康太も、落ち着いてボールを動かしてサイドからの攻撃に貢献。クロスから中盤の選手(成岡翔)がゴールを決めたのもプラス材料と言える。
ただし、「前半は人も動いていたが、後半に疲れて足が止まって、トップに入った時もサポートが遅かった。トップでキープしているときにサポートに入って、サイドチェンジとかできれば、もっと厚みのある攻撃はできたと思う」(那須)という課題もある。後半はポンテが入った浦和にペースを握られ、防戦一方の展開となり、それで疲労が増したことが最後の失点にもつながってしまった。
体力的に他チームよりも秀でているとは言えないので、疲れてきたときにどう戦うかというのは大きな課題のひとつとなる。そうしたゲームマネージメントがうまくできなければ、終盤やアディショナルタイムでの失点は減らせないだろう。とくに今度の相手・G大阪は、ボールを動かし続けて相手を消耗させることが、J1でもっともうまいチーム。その術中にはまってしまうと、終盤は非常に苦しい戦いになる。もちろん、90分間自分たちがボールを支配し続けるというのは難しいので、相手に支配された時間をどううまく戦うかということも求められてくるだろう。
一方、G大阪のほうは、ACLでは格下相手に2連勝しているものの、韓国と中国のチームには勝てておらず(2引き分け)、リーグ戦では3分1敗の13位。全てのタイトルを狙うべきチームとしては、かなり不本意なスタートとなってしまった。
ホームで引き分けに終わった前節・仙台戦では、試合後に西野監督が「オフェンスの力が足りない。相手に対して圧力がかかっていない」と口にした。ケガや内紛でFW陣が駒不足になっている中で、攻撃の迫力を増し、チャンスを増やすということに苦労している。だが、だからといって守ってカウンターという戦い方をしても、チームの調子は上がってこないのがG大阪。西野監督も、中盤も含めて攻撃力を高めていくことが、この状況を打開する唯一の方法だと考えている。
そう考えると、まずは中盤での主導権の奪い合いというのが、このゲームにおける最初の注目点となりそうだ。どちらも、できるだけ自分たちでボールを保持し、攻撃のリズムを高めていきたいという思いは同じ。守備ではいかに早く攻から守に切り換えて早い段階でボールを奪い返せるか、攻撃ではイージーなボールロストをどれだけ減らせるかという点が、両チームに共通する大きな見どころとなるだろう。
また磐田としては、主導権を握れなかった時間帯でも、危険なゾーンではつぶすべきところをきっちりとつぶし、G大阪のリズムを良くさせないことが重要になる。我慢すべきところはしっかり我慢して、そこから強力2トップを生かしてカウンターで相手を脅かすというのは、本来目指している戦い方ではない。だが、それも効果的に使い分けられるようになれば、戦い方の幅は大きく拡がるはず。そうなれば、終盤でもっとしぶとい戦いができるようになるだろう。磐田サポーターとしては、その部分にもぜひ注目してほしい。
どちらにとっても、勝てばチームの流れが一気に好転し、負ければさらにムードが悪化してしまうという一戦。とくにホーム2連戦となる磐田にとっては、今度こそ練習試合も含めた今季初勝利を、なりふり構わず勝ち取らなければいけないゲームだ。
以上
















