７月27日から、練習場所が宮の沢グラウンドへと戻った。６月上旬からおよそ１ヶ月半ほど、宮の沢グラウンドの芝生養生のために練習は札幌ドームサブグラウンドで行われていたのだ。

周囲に緑の多い札幌ドームサブグラウンドも良い練習場所なのだが、やはり住処としている宮の沢グラウンドは素晴らしい。まあ、良い箇所を挙げていくとキリがないので、とりあえずは省略するが、通い慣れた場所というのがやはり最大のポイントなのだろう。施設は言うまでもなく良い。なんだかまたシーズンが開幕したような気分になったりもするし、25日の横浜FC戦（１−２●）では悔しい敗戦をチームが喫していただけに、気持ちの切り替えにもなっているような感じもする。

さて、そんな養生期間には新戦力も加わった。J1清水からMF高木純平が期限付き移籍。以前にも石崎信弘監督の指導を受けた経験があり、「真面目な性格だし、顔もいい」と石崎監督は笑顔で期待を込めた。

さて、そんな高木選手は７月15日に北の地へとやってきた。新千歳空港の到着ロビーに降り立つと、引き締まった表情で心境を明かしてくれた。「サッカー人生をかけた移籍。そう言っていいと思います」。

ワールドカップがあったり、それに伴う中断期間があったり。いろいろな想いが生まれたであろうこの２０１０年の夏を経て、ここから先、どういったドラマが記されるのだろうか。Ｊ２リーグ戦はいよいよ後半戦へと突入する。

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2010.07.28 Reported by 斉藤宏則