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【J2日記】栃木:赤井真相(10.07.29)

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甲府戦のゴール後、薬指にキスをする赤井秀行選手

第19節のヴァンフォレー甲府戦で今季2ゴール目を、FKからのトリックプレーで豪快に蹴り込んだ赤井秀行選手。普段の練習ではシュートを吹かしてしまう、所謂「宇宙開発」が多いのですが、甲府戦では「クロスバーに当たってでも入ってくれればOK」と、気持ちの余裕が同点弾に結び付いたようです(本当にクロスバーを叩き、ネットを突き上げるとは)。また、胸を2、3度叩き、本番に強い「強心臓」を、こちらにアピールすることも忘れませんでした。

プロ初ゴールを決めた第4節の大分戦では、ゴール後は無我夢中だったことで、パフォーマンスにまで考えが及ばなかったそうですが、甲府戦では薬指にキスをするパフォーマンスを披露。真意を聞くと、「嫁への感謝の気持ちです」と、完全に緩みきった顔でのろけられました。奥様への感謝を表すパフォーマンスは事前に決めていたものの、その後、入江利和選手と2人でベンチ前の松田浩監督に飛び付いたのは、その場のアドリブだったとか。記者席の真下で繰り広げられた歓喜に胸を躍らせつつ、2人に抱きつかれたら松田監督が潰されないかなと心配しましたが、松田監督は両選手をしっかりと抱き止めていました。なんとも微笑ましい光景でした。

DFながら前半戦だけで2ゴールを挙げた赤井選手は、シーズン前にアシストを第一目標に据えていましたが、「アシストよりもゴールを決めたほうが喜びは大きいですね」と、どうやらゴールに味を占めたようで、当初の目標を大幅に修正。「前期だけで2ゴールを決めたので、後期も2ゴールを狙います! でも、4という数字は不吉なので…亨さん(宮本選手の背番号は4番)には悪いですけど、5ゴールに訂正で(笑)」。さらに、執念で3点目を決めた大久保裕樹選手のゴールに話題が及ぶと、「1−1からの決勝点なんて理想的ですよね。まだホームでは決めていないので、ホームでゴールが欲しいですね」。これまでお話をうかがっていると無欲な印象が強かった赤井選手ですが、ここ最近は貪欲になってきたようで、JFL時代から取材をさせていただいている身としては、たのもしく成長していく姿に、ちょっぴり切なさを覚えるのでした。

以上

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2010.07.29 Reported by 大塚秀毅
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