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札幌にとっての8月最初のホームゲーム。勝点23で11位につける札幌が、同12で19位の北九州を厚別公園競技場に迎えて戦う。
札幌は中断明け初戦の千葉戦に3−0のスコアで完勝し、そこから一気に流れに乗れるかと思われたが、続く横浜FC戦では開始2分に退場者を出してしまい1−2で敗戦。前節は石川直樹、西嶋弘之という守備の要を出場停止で欠くなどし、0−1で手痛い連敗を喫してしまった。上位進出に向け、何としても勝点3を積み続けたい状況ながらも、なかなか思うように日程を進められない、苦しい展開となってしまっている。
そうして迎える今節だが、前出の石川、西嶋の出場停止が解けるものの、近藤祐介が累積警告により出場停止に。足を痛めているキリノも出場が微妙な状態になっているため、今度はFWが手薄になりかけてしまっている。中盤にも痛みを抱えている選手が複数いるため、メンバー構成の部分は再び難しくなるかもしれない。もちろん、シーズン最中に負傷者を複数抱える状況というのはどのチームにも共通している部分だろうが、まずは連敗を止めて浮上の契機をなんとか見出したいタイミングだけに、現在の札幌にとっては頭の痛いところだ。
しかし、チーム全体の動きは決して悪くない。古田寛幸、岡本賢明といったドリブラーは鋭い動きを見せているし、中断期間に清水から加入した高木純平もサイドからのドリブル突破、クロスで存在感を強めている。アグレッシブなサッカーをしっかりと演じてくれそうだ。
一方、北海道に乗り込むアウェイの北九州。こちらは現在、最下位という状況ではあるが、演じているゲームの中身は決して低調ではない。特に前節、先制しながらも後半に追いつかれ、水戸を相手にホームで引き分けてしまったが、目指しているサッカーはある程度形になっていたと言っていいだろう。「自然にスルーパスが出て、自然に反応があって、自分たちが一番いい時間帯に得点できてよかったなと思います。今までの試合では自分たちの時間でもなかなか点が取れないな、ということがあったので、なかなか良かった」と指揮官・与那城ジョージ監督は大島康明が得点を奪ったシーンを振り返る。
それ以外にも与那城監督は「ボールがよく回りながら、みんなよく走り動いていた」と試合前半のゲーム運びを好評価。初めてJリーグに挑んでいる今シーズン、順位こそ高めることはまだできていないが、重ねてきたゲームのなかで得た経験をしっかり身につけ、チーム全体の質はしっかりと高まっているということだ。ここから先の順位上昇も充分に期待できるはず。それだけに、手応えを掴んだ直後のこの試合の結果というのは、今後のシーズンを占うものになるかもしれない。
さて、そんなチーム同士が争うこの試合だが、双方のチームスタイルを考えると、パスがよく動くテクニカルな展開になるかもしれない。札幌も北九州も、しっかりとボールを動かすことでゲーム全体のリズムを作り出すチーム。札幌は主力に欠場者が出る可能性もあるが、「中断期間にいいトレーニングができた」と石崎信弘監督が振り返るように、現在ではどのメンバーが出てもある程度のパスワークは生まれるようになってきている。そして、気温も湿度も九州よりずっと低い北海道での試合ということもあって、北九州にとっては運動量を保てそう。どちらも、攻守両面でアグレッシブにボールと人を動かす展開が期待できそうだ。
以上
2010.08.06 Reported by 斉藤宏則














