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★どっちが勝つ?Voter[6日14時現在、大分25375票 vs 富山60165票!]
今週末のリーグ戦で93年からのリーグ入場者数合計が1億人を越える。
大ブームを巻き起こしたJ発足当時は、どのクラブでもいいからJリーグに触れてみたいとスタジアムに足を運んだ“ファン”も多いのではないだろうか。その後ブームが落ち着きを見せても、各クラブが地元密着を重ねた結果、客席は地元クラブの“サポーター”で埋まるようになった。ワールドカップでの日本代表の躍進でにわかにサッカーが注目を集めているが、主役はあくまでもクラブだ。各クラブが地域のシンボルとなり、地域住民を引き寄せ、日本のサッカーは発展してきた。身近で愛すべきクラブの熱い戦いを、今週も楽しみたい。
大分のホームである大分銀行ドームでは、勝点19で並ぶ大分と富山が対戦。下位に低迷する両チームだからこそ、彼らは勝利を強く欲している。大分はここまで11戦勝利がなく、17節以来3連敗。前節は同じ降格組の千葉を相手に0−5と大敗するなど、光明が見いだせない。リーグ戦中断期間に自分たちのスタイルを取り戻そうと、ボールを動かしてチャンスをつくりだそうと攻撃を構築してきた。しかし、思うように勝点を積み上げられなかったことを踏まえて、皇甫官監督は「まずは守備から」と軌道修正に踏み切った。
とりわけ指揮官がフォーカスしたのはDFライン裏のスペースのケア。振り返れば、マークに付くのか味方に受け渡すのか曖昧になり生まれたスペースを相手に狙われたシーンが頭に浮かぶ。これまでの30失点(リーグワースト2位タイ)のほとんどが、それであった。今節は昨季からコンビを組んでいた藤田義明と菊地直哉をCBに据え、チャレンジ&カバーの意思疎通を修正。藤田は「キク(菊地)とは昨年からやっているので動きが分かる。キクは対人に強いので僕がカバーして無失点に抑えたい」と意気込む。あとは、メンタルの部分。「個々の責任感や球際の厳しさを前面に出せるかどうか」(藤田)がポイントとなりそうだ。
攻撃に関しては、高松大樹やキム・ボギョンなど「タレントは揃っている」(皇甫官監督)。深い位置で高松がボールをキープできているので、2列目、3列目からタテに抜ける動きが出れば得点の期待は高まる。「前節も攻撃の形はつくれていたので、1点取れば流れが変わる」と高松が語るように、若い選手が多いチームなだけに先制点を取れば一気にチームは勢いがつくだろう。
リーグ再開後2勝1敗と浮上のきっかけを掴みつつある富山は、中断期間中のトレーニングの成果が出始めている。前節の岐阜戦では「クロスとシュートの精度がほしい」と語った楚輪博監督だが、4、5人が連動する攻撃が随所に見られ3得点には満足の様子。黒部光昭や永冨裕也といったターゲットを起点に、朝日大輔や木本敬介らが絡んだ。特にスーパーサブとして出場の多かった木本は、8試合ぶりのスタメンで1得点1アシストと結果を残した。小・中学校時代を大分で過ごした木本は、凱旋帰郷とあって今節も得点への意欲は高いはず。19試合で36失点はリーグワーストだが、攻撃陣が好調なだけにコチラも先制点を挙げれば弾みがつきそうだ。
以上
2010.08.06 Reported by 柚野真也













