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★どっちが勝つ?Voter[6日15時現在、大宮660107票 vs 湘南708596票!]
前節のさいたまダービーで、大宮は実に7節ぶりの勝利を挙げた。前回の勝利は5月1日に行われた第9節・京都戦、鈴木淳監督就任直後だっただけに、この3ヶ月間は非常に長く感じられた。監督交代の劇薬効果もあり、初戦は勝利を挙げられた。だが、その後鈴木監督のカラーが浸透するにつれ、これまでのサッカーとの違いからか迷い、戸惑いが生じ、それはピッチの上でも見受けられた。「徐々に良くなっている」と皆が口にするものの、結果がついてこない。苦しい状態が続いた。だが、前節は浦和を相手にした、大宮にとっては特別な試合での勝利。この勢いをどうにかこの先につなげたい。特にここから2試合は湘南、そして磐田と下位グループとの連戦。その重要性は非常に高い。
だが、ピッチの中での捉え方はちょっと違う。「ダービーで勝ったからって特に雰囲気が変わるわけではない。これまでの雰囲気が悪かったわけでもないし、次の試合が大事だということは選手たちが良くわかっているから」と鈴木監督は話している。試合は続くし、ダービーでの勝利だからといって1勝に変わりはない、当たり前ながらそういうことのようだ。とはいえ、一時の重苦しい雰囲気はなく、湘南戦前の練習取材を行う報道陣を見て「ウラ天王山(大宮と湘南は残留争いをしているため)だからって盛り上がってるんじゃないの??」などと笑いを誘う藤本主税の姿を見ると、やはりだいぶラクになったことがうかがえる。だからこそ、次なのだ。
湘南といえば、昨季加入した石原直樹を、J2得点王を争うまでに育てたチームでもある。だがその石原も「これまでは湘南を応援していたけれど、今は敵。勝負なので譲らない」ときっぱり。その石原は、この湘南戦で中断明け以降遠のいているスタメン復帰の可能性がありそうだ。紅白戦などを見る限り、大筋の布陣はこれまでと変わらない。左サイドバックは村上和弘が出場停止のため、鈴木規郎が入る。左の中盤は橋本早十、もしくは市川雅彦。2トップはラファエルと市川が組むか、市川がサイドに入った場合には石原に先発のチャンスが訪れそうだ。
「相手は、あまり勝利は出来ていないけれど得点できていない試合も少ない(無得点試合は3試合、得点数18は大宮の12を上回る)。だからこそ、立ち上がりをレッズ戦のようにきちんと入って、得点させないようにしたい。そうすればこっちにチャンスも生まれてくるはず」と読むのは市川。このところ市川は、ゴール前での迫力に加え一枚下がったポジションでの間合いや駆け引き、パスセンスなどを発揮しており、今後攻撃の軸となることが予想される。「サイドに入ったらアーリークロスなんかも入れていきたいし、チャンスとみればゴール前に詰めていきたい」とイメージを膨らませていただけに、サイドでの先発の可能性も低くはなさそうだ。
対する湘南については「基本は変わっていないが、戦力がアップしている。新しい外国籍の選手たち(今夏からFWヴァウド、MFエメルソンが加入)は能力が高く、以前よりも気をつけないといけない」と鈴木監督は気を引き締めていた。ただ、湘南はサイドを割られて失点することが多い。大宮も今週はサイド攻撃の練習に時間を割いていた。サイドの攻防が勝敗を左右することになりそうだ。
そして、なんといっても明日は今季初、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場での試合となる。「最高気温をマークしたところなんですよね?40…何度でしたっけ?」と熊谷についてすでに情報収集している鈴木監督。「暑さは気になります。それによってゲームプランも変わるし」とスタジアムそのものよりも、警戒しているのは暑さのようだ。18時開始とはいえ、観戦者も暑さ対策は万全にして試合を楽しみたい。
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