スカパー!生中継 Ch173 後05:50〜
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リーグ前半戦に苦しんだチーム同士の再戦。中断明けは草津が3勝1分と絶好のスタートをみせて16位まで浮上した。勝点1差で追い抜かれ18位に後退した富山も2勝2敗と調子は上向き。両者とも後半戦での追い込みを目指して譲れない一戦となった。
ともに意地をみせたいゲームだ。富山は前回(第9節)の対戦で1−2と敗れ、最下位に転落した借りがある。そして、昨年のヘッドコーチでJリーグ1年目の苦楽を伴にした副島博志・現草津監督に「勝って恩返しをする」という目標を果たさなければならない。
一方の草津は今季2人だけ全20試合に出場してきたキャプテンMF松下裕樹とMF高田保則が今節は累積警告で出場停止。「彼らがいないから負けた」と言わせるわけにはいかないだろう。チームの底力を示す時だ。
富山の楚輪博監督も、勝てば順位が上がるこの一戦へのこだわりを隠さず、「草津から感じるのは『激しさ』。ハードワークをしていて、それが好調につながり、選手が自信をもってプレーしている。わたしたちに必要なのは勝ちたいという強い気持ちだ」と話した。
富山はチームとしての成長度が問われる。今季加入のFW黒部光昭は「わたし以外の選手の長所短所を副島さんは知り尽くしている。みんなが昨年以上の力をみせなければいけないし、だからこそ頑張れると思う」と話す。昨季、副島氏と一緒に鍛えたハードワークや攻守の素早い切り替えといった特長はチームに根付いている。今季、テーマとして取り組んでいるパスワークで、相手指揮官の想定を上回りたい。「草津はアグレッシブにボールを奪いにくる。そこを打開してゆければ良いゲーム展開に持ち込める」とMF上園和明は話した。
前節の大分戦は、そのパスのつながりが悪く、0−1で敗れた。最近6戦で白星と黒星が交互に並んでいるように、まだ発展途上でパフォーマンスは安定していない。だが、MF長山一也は「マイボールにして守りから攻めへ切り替える時、全員がもう少し顔を出すようにして複数のパスコースをつくるようにしたい。前回の草津戦は怪我で出場できなかったので、ソエさんに成長したところを見せたい」と奮起を誓っていた。
草津はボランチの松下、サイドハーフ高田に代わって起用される選手と周囲との連係がポイントになる。先発候補には、ベテランの廣山望や19歳の菊池大介、移籍してきたばかりの西澤代志也とアレックスら魅力的な選択肢がそろっており、メンバー発表を待ちたい。前節、栃木との北関東ダービーで2−1の逆転勝ちを収め、3連勝がかかっている。チームの柱を欠くピンチをチャンスに変え、一気に加速することができるか。
以上
2010.08.14 Reported by 赤壁逸朗













