スカパー!生中継 Ch185 後05:50〜
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「今日は負けなかったということは、我々にとって大きな一歩」(倉田安治監督)。
前節の札幌戦、これまで10敗を喫している苦手なアウェイで引き分けたことで、岐阜は確かな手応えをつかんだ。これまでホームで良い勝ち方をするも、次のアウェイで敗戦し足踏みをしてきた岐阜。「いつもアウェイでこういう状況のときはだいたい負けていたので、勝点を取れたことは次につながる」とMF押谷祐樹も語ったように、この引き分けは「一歩前進」(押谷)だ。
今節は、8勝3敗2分と高い勝率を誇るホームで、9位の徳島を迎え撃つ。5月のアウェイでの対戦では、0-4で大敗を喫したが、徳島と岐阜の通算成績は4勝2敗1分と分は悪くない。9月に入り大きく崩れることがなくなった岐阜だが、その要因は、「誰が試合に出てきても、しっかりと戦える」(倉田監督)チームになってきたことだ。大分戦では、Jデビューを飾ったGK村尾龍矢、CBとして出場したDF田中秀人が無失点に抑え結果を残した。お互いを理解するコミュニケーション、チームを盛り上げること、チームで戦うということ、そういった「チームスピリットの芽が出はじめている」と倉田監督も変化を感じている。
特に攻撃面では、FW佐藤洸一、嶋田正吾、MF西川優大、押谷が流動的にポジションを変えながら、スピードを生かしたアイデアのある崩しが見られるようになったことで、得点力が増している。前々節大分戦での2点目は、前線の4人に加え、ボランチの菅和範、SBの野垣内俊が絡んだサイドの崩しから生まれたが、お互いのプレーへの「理解」が高まったことで、こうしたまとまりのある攻撃が出来るようなってきている。チームとしてのレベルアップを感じさせる得点だった。
対する徳島は現在9位。3位福岡との勝点差は11とかなり苦しい状況だ。「残りの10試合を何とか7勝くらい出来るように、みんなにそういう言葉をかけて上がっていきたい」と美濃部直彦監督が語ったように、もう1試合も落とせない気持ちで岐阜戦に臨む。
2連敗の徳島だが、ここ2試合、バイタルエリアにスペースを作り出され、そこを効果的に使われている。前節は試合がなかった徳島だが、ディフェンスの立て直しがどれだけ出来ているかが勝負の鍵となる。
一方、FW津田知宏、ドゥグラスを中心とした高い攻撃力は岐阜にとって脅威だ。現在J2得点ランキングに13ゴールで2位につける岐阜出身のFW津田は、前々節の東京V戦で2ゴールを上げ、好調だ。また、23節の北九州で4-4で引き分けると、続く24節は草津に4-1、25節の栃木戦は4-0で勝利と、3試合連続で4得点を上げ、チームとしての攻撃力も非常に高い。
現在11位の岐阜だが、6位横浜FCとの勝点差はわずかに3。今節の結果次第では、大きく順位を上げる可能性を秘める。順位のことについて倉田監督に尋ねたところ「順位や結果を追いかけるのではなく、自分のやるべきことをやれば、結果は後からついてくる。例えば、いい人がいないかなと探すのではなく、自分のやるべきことをしっかりやっていれば、自然といい出会いがあるものだよ」と冗談を交えて話してくれた。
「相手がどこであれ、自分たちのやるべきことをしっかりやる」。
岐阜も徳島も、90分間自分たちのやるべきことをやりきることで、勝点3という結果をつかむことが出来るはずだ。
以上













