今日の試合速報

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J2日記】岐阜:疾風のように。疾走し続ける岐阜の風(10.11.04)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

疾風のようにピッチを駆け抜ける。どんな試合でも駆け抜ける。嶋田正吾を見ていると、サッカーを楽しんでいたあの頃を思い出す。
筆者は彼とサッカー談義をすることが大好きだ。ベテランらしく全体を達観できる目を持ち、かつ論理的に話すことができる。その一方で、もともと童顔というのもあるが、とにかく楽しそうにサッカーをする。ピッチ上での躍動感、そしてひたむきさは、彼の根っからのサッカー好きが大きく反映されている。暇さえあればサッカーのビデオを見ては、チームメイトなどと議論をする。岐阜の取材以外に、年に5〜6回は海外に行く筆者に対しても、サッカーの話を聞きたがってくる無邪気な一面もある。
「安藤さん、中国どうだったんですか!?」
「チャンピオンズリーグどうでした?」
彼の目は好奇心でいっぱいになる。筆者と彼は年齢が近く、ただでさえ親近感があるのに、そんな目でサッカー談義を振られたら、よりディープに話したくなる。彼とのサッカー談義は今や筆者の楽しみの一つとなっている。
嶋田正吾。今年で31歳になる彼は、労を惜しまぬ運動量とシュートセンスを駆使し、岐阜のレギュラーFWとして君臨している。特筆すべきは、彼のスピードの維持する時間だ。初速に乗ってからのスピード維持がほかの選手に比べて長い。つまり長い距離を一定のスピードで走れることが彼の大きな武器だ。陸上で言うならば、50mよりも200m、300mを得意とするスプリンターと言えようか。直線的に走るだけでなく、スラローム、ストップダウンも器用にこなす。
ボールが来なくても、絶えずスペースとスペースの間を出入りし、来たるべき時を待つ。筆者はFW経験者なのだが、彼は筆者が高校時代に意識していた動きをしており、当然だがそのクオリティは遥かに高い。高校時代、どうやったらいい状態で中盤からボールを引き出せるかをイメージしながら、放課後のグラウンドで一人、コーンを置いて何度もスラロームからの飛び出しやサイドから直線的に長い距離を走って飛び出すなど、様々な動きをしたものであった。それだけに彼のプレーを見ると、自分の高校時代を思い出すし、彼がどういうイメージを持って前線で動いているのかがわかり、より彼のプレーに引き込まれている。加えてあの躍動感と楽しそうな表情に、ある種のうらやましさまでも抱くことがある。
疾風のように。岐阜のピッチを疾走する風は、これからも吹き続ける。その風を感じるために、長良川メドウに足を運ぶのは、おそらく筆者だけではないはずだ。

以上

【J2日記】のバックナンバーはこちら
J's GOAL J2 シーズン表彰 サポーター投票受付中!!

2010.11.04 Reported by 安藤隆人
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着