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【J2:第33節 愛媛 vs 草津】プレビュー:将来のヒーローはニンスタで輝きを放つか?愛媛の選手も草津の選手も、目の前に広がる大きな可能性に気がつけるか。(10.11.05)

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11月6日(土)J2 第33節 愛媛 vs 草津(16:00KICK OFF/ニンスタチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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11月3日、磐田が延長の末に広島を下してヤマザキナビスコカップを制した。両チームで計8ゴールが生まれた激戦となったが、それはカップ戦の王者を決めるに相応しい好ゲームだった。試合開始前、両サポーターが繰り広げたコレオグラフィの演出に始まり、サッカーファンならその120分間プラスアルファを存分に楽しめたはずだ。さらに、愛媛のサポーターにとって誇らしく思えたのは、かつて愛媛に在籍していた3選手がそのピッチに立ち、いずれも勝負の行方を左右するほどの活躍を見せた事。磐田の菅沼実は途中出場で流れを変え、見事に逆転ゴールを奪った。そして敗れはしたものの、広島の森脇良太も攻守に奮闘。あわや、というミドルシュートを放った高萩洋次郎は今大会のニューヒーロー賞も受賞した。

「(かつての仲間が)3人もピッチに立って、やっぱり刺激になった」と関根永悟。ヤマザキナビスコカップは、愛媛の選手たちにも勇気を与えている。まさに高萩や森脇と同じように広島から愛媛にやってきた内田健太も「一緒にやっていた選手があんな大舞台に立ち、いいプレーをした。僕も頑張ろうと思うし、いい先輩たちを乗り越えたい」と力強く語った。その3選手が愛媛にいた頃、彼らは現在の内田と同じように二十歳そこそこの年齢。そういう選手たちが愛媛の中心で躍動していた。それを考えれば、ちょうど同じ年頃の越智亮介が高萩のような存在感を放ち、チームの攻撃を仕切る器に成長しても不思議ではない。

一方で、草津のサポーターにとってみれば、菅沼には嫌な記憶が残っているかもしれない。2006シーズンの第38節、菅沼のゴールは愛媛に草津戦の初勝利をもたらした。さらに第46節では菅沼の2得点を含む5ゴールで、愛媛は草津にアウェイで快勝。JFLの頃から草津の後塵を拝していた愛媛にとっては、そのコンプレックスを払拭するシーズンでもあった。しかし成長、という観点からすれば、草津の選手にも可能性は同じように広がっている。内田や越智の世代で言えば、草津では菊池大介や山田晃平らがそう。どちらも自ら仕掛けて活路を切り開けるタイプだ。彼らが菅沼のように、勝負を決められる力強さを身につけていけば、未来は明るい。他にも、ジョジマールやラフィーニャといった両チームのストライカーもまだ若く伸びしろを感じさせるように、どちらのチームにも将来が楽しみな素材も多い。

そしてチームとしては現在、愛媛が12位で草津は14位だが、互いにシーズンを通じて着実に成熟度を増し、上位をうかがいつつある状況にある。チームとしても、成長の真っ只中にある。「松下裕樹や櫻田和樹はいい選手だし、気に入っている。そして草津はチームとして規律だっていて、ハードワークをしてくる。ブロックを作ってカウンターを仕掛けてくれば、岐阜戦と同じような展開になるかもしれない」と語るバルバリッチ監督。両者ともに最近の好調は安定した守備力にあり、今節はヤマザキナビスコカップ決勝のように派手な展開にはならないかもしれない。しかし、両チームに求められているのは、それでも磐田のように勝負を決めることができる底力。今後、本当に勝ち切るチームになるために必要になってくる要素だ。

互いに、もう少しでもう一回り大きくなれる雰囲気は醸し出している。その「足りない何か」をつかむための勇気を、ニンスタのピッチの上で表現できるか。選手個人としても、チームとしても、愛媛にも草津にも飛躍の可能性は目の前に大きく広がっている。愛媛での経験を経て、大舞台で輝いた3人がそのことを証明してくれた。だからこそ、今節は4年後のニューヒーローがニンスタのピッチで輝くかもしれない。

以上

2010.11.05 Reported by 近藤義博
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