11月6日(土) 2010 J2リーグ戦 第33節
愛媛 1 - 0 草津 (16:04/ニンスタ/3,704人)
得点者:13' 赤井秀一(愛媛)
スカパー!再放送 Ch183 11/8(月)深01:00〜
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「攻撃でも守備でも全員が参加をして、集中を切らさないこと。それができればどんなに相手が強くても、ポジティブな結果が得られる」。試合前日、バルバリッチ監督は甲府戦のドローの手ごたえを語っていた。「攻守に数多くの選手が関わること」、とバルバリッチ監督は常々語っているが、この草津戦の序盤にその形が表れた。
まず攻撃で言えば、特に序盤は左サイドから何度も厚みのある攻撃を繰り返す。前半8分には奪ったボールをFW内田健太がおさめ、駆け上がってきたサイドバックの三上卓哉へパス。FWジョジマールのヘディングシュートにつなげた。そして前半13分の得点シーンでは、DFアライールのクリアにジョジマールが素早く反応し、左サイドをえぐる。そのタイミングでしっかりとMF赤井秀一が中央に詰めて、マイナスの折り返しに頭で合わせて先制点を奪った。
さらに愛媛は守備でも積極的な姿勢で草津のボールを奪いにいくことで、攻撃につなげた。19分には、FWラフィーニャに入ったところをDF小原章吾とMF田森大己で奪うと、MF杉浦恭平、内田、ジョジマールと素早くボールをつなぎ、速攻。最後は赤井が切り替えしてゴールを狙ったが、これはGK常澤聡の好セーブに阻まれた。「サイドからの崩しもみんなで同じ絵を描いて共有できていたと思うし、やっていて楽しかった」と内田は序盤の攻撃を振り返ったが、愛媛がテンポよく草津ゴールに迫るたびに、観客席からも拍手が沸き起こった。
こうして高い位置から2人、3人と連動してプレスをかけて草津を圧倒した愛媛。逆に草津の松下裕樹は「プレスをかけていくことでリズムを出せるが、逆にプレスをかけられて気持ちよくボールを動かされた。愛媛は人も動いていて、ボールの取りどころがなかった」と反省。相手陣内から積極的にプレッシャーをかけた愛媛に対して、自陣でブロックは作るものの、受身に回る形で草津は主導権を奪われた。
攻撃に関しても、草津はラフィーニャにボールが入ったときに決定的なチャンスを迎えたが、シュート数は前半2本、後半6本で計8本に封じられた。もちろん、前半の30分以降は愛媛に自由にプレーさせず、リーグ戦の中盤以降に勝点を重ねてきた底力は見せた。ただ、そこで勝点3を奪い、中位に進出することはできなかった。「もっと自分たちからアグレッシブな攻撃や守備をする姿勢がないと」と副島博志監督が指摘したように、攻撃でも守備でも課題を残した。
一方の愛媛も「試合全体を見ると、それほど望ましい内容ではなかったかもしれない」とバルバリッチ監督も語ったように、序盤のいい流れをキープすることができず、リードしたあとは効果的なカウンターも繰り出せなかった。ただ、選手も監督も口を揃えたように、何より勝点3をつかんだことが最大の収穫。どんな形であってもとにかく勝利をつかんで、勝率を10勝11分10敗の五分に戻した。さらにホームでは4戦連続の完封で、5戦負けなし。自らのスタイルを確立し、結果を残していることは大いに評価してもいいし、目標の8位以内にもグッと近づいた。ひとつひとつ階段を上り、目標へと近づく愛媛。しかし、本当に価値があり、チームにとって意味を持つのは最終的な順位。だが今日の立ち上がりを見る限り、選手たちはそこへ向かう覚悟を示してくれた。
以上
2010.11.07 Reported by 近藤義博
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