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【J2:第35節 千葉 vs 北九州】プレビュー:選手個人としてもチームとしても、攻守両面で粘り強く&賢く戦いたい千葉。北九州も粘り強いハードワークで今季2勝目を狙う(10.11.19)

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11月20日(土)J2 第35節 千葉 vs 北九州(19:30KICK OFF/フクアリチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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千葉がJ2リーグ戦第31節からの3連敗で4位から5位に順位を下げて迎えた11月14日の前節(第34節)。千葉に代わって4位に浮上した東京Vに試合開始早々の7分に先制ゴールを許す一方で、千葉のシュートはわずか2本と前半は最悪の内容だった。だが、交代出場したMF米倉恒貴がFW青木孝太と2トップを組んだことも奏功し、後半は徐々に持ち直した。DF坂本將貴とMF佐藤勇人が機転を利かせて東京Vの隙を突いたショートコーナーからMFアレックスの見事なゴールで同点。さらに、こぼれ球を拾った佐藤勇が状況判断よく技ありのシュートを決め、東京Vの反撃をしのいで2−1で勝利を収めた。
連敗を勝利で止めて4位に戻った千葉は、11月17日の天皇杯4回戦F東京戦のスタメンを東京V戦のスタメンから9人入れ替えた。選手の疲労の蓄積を考慮という理由の他に、残り4試合となったJ2リーグ戦で新たな力を発揮できる選手、そして選手の組み合わせのチェックというポイントもあった。そんな状況下でもしっかり勝ち、いい流れのまま今節に臨みたかったが、スコアこそ0−2だが攻守ともにミスが多発しての完敗だった。

北九州は第34節終了時の勝利数がわずか1の最下位で、30試合勝利なしとJリーグの連続無勝利ワーストタイ記録に並んでしまった。現在、5連敗と苦しんでいるが、その原因の一つが第34節終了時の総得点が19という得点力不足。それだけにまずは失点しないように粘り強く戦いたいところだが、第33節甲府戦は0−6の大敗。修正を図って臨んだ前節(第34節)の愛媛戦は、立ち上がりは攻守ともに精彩を欠いたものの、時間の経過とともに攻撃のリズムを作り出して持ち直した。だが、61分にクロスボールのクリアミスによるオウンゴールで失点すると、62分にはクロスボールからゴールを決められて連続失点。反撃するも愛媛の守備網を完全に破るまでには至らず、0−3で敗れた。

北九州との初対戦だった第5節では3−0(得点者はFWネット、MF倉田秋、MFアレックス /jsgoal_archive/result/2010/0404/20100200030320100404_detail.html )で勝った千葉だが、第34節終了時の順位は13位の札幌に2敗、16位の水戸に1敗、17位の岡山に1敗と、下位チームにも苦戦。そんな試合での千葉の失点パターンはカウンター攻撃とセットプレーが多い。前述の東京V戦やF東京戦でも失点シーン以外にもピンチが多く、11月18日の練習では江尻篤彦監督から「相手のカウンター攻撃になる時、(相手に)縦パスを入れさせるな。横パスか後方パスにさせろ」「マンツーマンは絶対に外すな。自分の(マークする)相手に仕事をさせるな」「1対1の状況は粘り強く」といった指示が飛んだ。カウンター攻撃の対応について、DF福元洋平は「中盤の選手とうまくバランスをとって守りたい」と話し、さらに「F東京戦では選手個人が戦えていないところがあった。それを真摯に受け止めて、今節は失点しないようにして勝ちたい」と話した。

また、千葉にはボールを支配しても効果的な攻めができず、フィニッシュまで持ちこめないという課題がある。その点についてFW深井正樹は「結果を求めるためにも、今シーズンやってきたパスをつなぐサッカーにこだわりすぎずに、ゲームの流れを考えて足元でパスをつなぐのか、大きく前に蹴るのか、パワーバランスを考えてやらないといけない」と話した。北九州は自陣に引いて守るのではなく、前線からプレスをかけてハードワークしてくる。そのプレスをうまくかいくぐって得点できるかがポイントだが、千葉はゴールを奪い、勝たなければ、勝点差5でJ1昇格圏の3位にいる福岡を脅かすことはできない。

以上


2010.11.19 Reported by 赤沼圭子
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