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【J2:第35節 甲府 vs 草津】プレビュー:3位以内を確定した甲府がホームに迎えるのは、終盤に上位チームとの対決が続く草津。お互いのプロ根性が見所になる(10.11.19)

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11月20日(土)J2 第35節 甲府 vs 草津(14:30KICK OFF/小瀬チケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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前節栃木に2-0で勝って3位以内を確定した甲府。祝いの宴会もそろそろ終わった頃だと思うが、今週はゆるゆるのお腹で仕事をしているサポーターも少なくないだろう。だが、もう次の戦いがやってきた。残り3試合(草津、水戸、岐阜)をどう戦うかは選手とクラブのプロ根性の見せ所。内田一夫監督が「可能性がある限り柏の背中を追いかけていく」と話しているように、優勝という目標に向かっていくことが出来る幸せがまだある。しかし、これが結構難しい。3位以内確定で満足してしまいそうになるからだ。書いていても満足している…。だが、ここで緩んだ姿は見せられないし、ここで緩むようならJ1サロンで鹿島兄さんやガンバ兄貴と同じテーブルで対等に話しをするなんて夢の話。J1の強豪チームの代表クラスのレギュラー選手が持っている勝利への執着心ってのはやっぱり凄い。性格が悪いんじゃないかと思うほど諦めが悪く、勝利のために最後まで戦える強さは、個人の強さでもありクラブの雰囲気が作り出す強さでもある。きっと、そういうクラブのサポーターもそれを求めていると思う。甲府にとってJ1残留は最低で最大の目標になるが、それにプラスαの成長が出来るようにするためにも残り3試合は勝利にこだわって戦って欲しい。

3位以内確定を勝ち取った甲府だが、個々に見ればいいシーズンだったと言えない選手は少なくない。大西容平は甲府が最初のJ1昇格を決めた05年に加入した選手だが、「昇格した05年は何も出来ずに(4試合出場)昇格を味わったけど、今年はケガもあったけどチャンスを貰って少しでも力になれたと思う」と話しているが、個人としては満足できるシーズンではなかった。J1の舞台に対する思い入れも強いはずだし、残り3試合に対するモチベーションは高いはず。また、長い間甲府のダイナモとしてチームを牽引してきた石原克哉も同じ。今季、ほとんどが途中出場で石原個人にとってはいいシーズンではなかったかもしれない。彼は以前から「試合に出られている選手は、試合に出られていない選手のために責任を持ってやらないと駄目」と話していた。今年は「先発では出られない選手」という立場になっているが、「そこで気持ちを切らすと(途中出場で)ゲームに入りにくい。割り切っている訳ではないが、毎試合ベンチに入れてもらい毎試合のように使ってもらっているので、昔のように運動量を活かしたプレーだけでなく、経験を何とか活かしたいと思っている。こういうときがいつか来ると思っていたが、スタメンでやりたい気持ちは変らない。そうでないと落ちるだけ」と、意欲は高い。彼も同様に3位以内確定で満足なんてしていない。これからは彼らの気持ちが形になることを期待したい。

今節、草津をホームに迎える甲府は山本英臣、吉田豊が出場停止だが、大きな問題はない。代わりに出る選手が誰で、どんなプレーを見せてくれるのかという楽しみのほうが大きい。一方、草津は松下裕樹、櫻田和樹のボランチコンビが出場停止でかなり痛いし、ケガ人も少なくない。しかし、6月から8月中盤までは負け無しで来ているチームだし、第29節は東京Vに競り勝っており、ポテンシャルは低くないし、甲府の次は千葉、横浜FC、柏と上位チームとの対戦が控えていてモチベーションは高いはず。昇格争い最後の椅子とJ2上位の順位を決めるカードを持っているといってもいい。こういう注目のされかたは本意ではないだろうが、注目されていることは事実。そのチーム相手に「安心した」甲府がどんな戦いをするのか、ちょっと心配だが、それでもやるはずなのが今年の甲府。ハーフナー マイクも、2005年にバレーが記録した甲府のシーズン個人最多ゴール数「21」を超えたいはず。3位以内を確定した甲府の勝利に対するプロ根性を見せてもらおう。

以上

2010.11.19 Reported by 松尾潤
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