震災により仙台での第2節が中止になり、その後7節までの試合が中止となったことで、名古屋はまず2週間のオフをとった。その間にストイコビッチ監督やケネディなどの外国籍選手・スタッフは一時帰国。チームは公式オンラインショップ「グランパス・ダイレクト」で義援金の募集を開始し、3月19日には名古屋市の中心部・栄で選手とスタッフ総勢83名による街頭募金活動を行った。楢崎正剛や小川佳純ら中心選手が先頭に立った募金で集まった額は、1日で3,953,393円。「グランパス・ダイレクト」にも多くの募金が集まっていると報告を受けたある関係者は「募金の窓口として、ウチを選んでくれたのはうれしい」と支援のきっかけを作れたことを喜んでいた。
名古屋最大の義援活動となったのは、4月2日に行った広島とのチャリティーマッチだ。通常の募金活動に加え、選手会長の小川らの発案による「チャリティー抽選会」を開催。1枚1,000円の抽選券を買うことで、選手たちが持ち寄ったグッズが当たる抽選会に参加できるというアイデアは大反響を呼び、なんと11,378枚もの券が売れた。実に11,378,000円もの義援金を生み出したのである。FIFAワールドカップ南アフリカ大会のカメルーン戦で着用したユニフォームを出品した玉田圭司は「オフで地元に帰っていて、募金活動に参加できなかったから。しまっておいてホコリをかぶってしまうよりも…」と語った。
4月6日からはACLが再開し、Jリーグ再開までの18日間で3試合をこなす。試合勘の面ではアドバンテージを握った状態で、Jリーグ王者は第2の開幕戦を迎える。
●再開に向けて 小川佳純選手コメント
「震災という大きな出来事があって、サッカーをやっていていいのかどうかと思った時期もありました。でも僕らはプロとしてサッカーをやっているわけだし、それを見に来てくれるお客さんもいる。そういう人たちのために、少しでも日本が明るく前向きになるような姿をプレーで見せたいと思っています。僕らはACLがあって再開へもしっかり準備ができているので、ピッチでいいプレーをしたい。それが一番です。それが直接、復興へ向けての力になるというわけではないですけど、そうやって前向きに戦っている姿を見せたいと思います。
本当に日本でサッカーができるっていう喜びを感じながらやらないといけないと思います。最近のACLでは試合前に毎回黙とうがあります。いろんな人たちとともに今の気持ちを忘れずに、幸せを感じながらプレーしたいと思います。ファン、サポーターのみなさんは待ちに待ったリーグ再開だと思いますし、たくさんの人たちが見に来てくれるでしょう。いいプレーをして、いい試合をして、またサッカーを見に来たいなって思ってもらえるように、戦いたいと思います」
●再開後のスケジュール
■第7節
4月24日(日)J1 第7節 浦和 vs 名古屋(14:00KICK OFF/埼玉)
■第8節
4月29日(金)J1 第8節 名古屋 vs 川崎F(19:00KICK OFF/瑞穂陸)
以上
2011.04.19 Reported by 今井雄一朗
















