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【 AFCチャンピオンズリーグ2011 全北 vs C大阪】レポート:激しい攻防戦の軍配は全北。C大阪はアウェイ韓国の地で、1失点に泣く(11.04.21)

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4月20日(水) AFCチャンピオンズリーグ2011
全北 1 - 0 C大阪 (19:00/全州/7,892人)
得点者:77' イ ドングッ(全北)
チケット情報 | ACL特集
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海外での初勝利を目指し、この一戦でグループリーグ突破に王手をかけたかったC大阪。しかし、結果は全北現代に0−1という惜敗。「チャンスは数多く作ったが、決めきることができなかった」(レヴィークルピ監督)ことで、またしてもACLアウェイ戦で涙をのんだ。勝点を6から伸ばせなかったことで、C大阪は、グループGでは全北現代(勝点9)、山東魯能(同7)についで3位となり、ベスト16入りに向けて、後がない状況となった。

会場の全州サッカースタジアムには7892人の観衆が集まったが、その約3分の1はC大阪サポーターではないかと思えるほど、ゴール裏やメインスタンドにはC大阪のユニフォームや、ピンクのシャツなどを身にまとった人々の熱い応援、後押しであふれていた。そして、試合開始前には、東日本大震災で犠牲になった方々に哀悼の意を示す黙祷が行われ、いざキックオフを迎える。

全北は戦前の予想どおり、第3節から先発を7人入れ替え、ケガで欠場したルイス以外は、イ ドングッ、エニーニョ、チョ ソンファンら現状のベストメンバーを揃えてきた。そのため、前回、大阪長居スタジアムでの試合とは戦術も変わり、「ホームでは全然違う内容の試合をお見せする」というチェ ガンヒ監督の前日会見の言葉どおり、細かくつなぎながら攻撃的に仕掛けるサッカーを展開。加えて、リベンジに燃えるホームチームは、韓国らしく、序盤から「タフで、ハードな戦い」を見せてくる。
それに対して、C大阪もただ受けに回ったわけではなかった。「サッカー自体は前の、放り込んでくるようなサッカーのほうがイヤだった」と高橋大輔。全北の戦いに動じることはなかった。ときに、前線で1トップに入ったホドリゴ ピンパォンのところでボールがおさまらず、相手に押し込まれることも多かったが、それでも母国での試合に意欲を燃やすキム ボギョンの気合いみなぎるファイトや、バンピーな(ボールの跳ねやすい)ピッチでも見せた3シャドーの細かい連係などで、チャンスを作り出していく。

スコアレスで折り返した後半、先に動いたのはC大阪のレヴィークルピ監督。前半でイエローカードを受けていた上本大海に代わり、藤本康太を投入。ところが、その藤本も後半早々にイエローカードを受けてしまうなど、相手のエース、イ ドングッ封じに手こずり、ピンチもあった。しかし、これをGKキム ジンヒョンのスーパーセーブなどで凌ぐと、C大阪も高橋、乾にチャンス到来。ただし、ここでもゴールが遠い。

そして、ここから両監督も動きを強める。全北が59分にカン スンジョ、60分にクルーノ ロブレクを送り込めば、C大阪も「フィジカル的に厳しい時間帯であったこと、2人とも身長が高いので、高さ対策として」70分にマルチネス、小松塁を同時投入。さらに、全北が76分に長身FWジョン ソンフンを入れ、残り約15分という時点で両チームとも交代枠を使い果たし、勝負に出た。それが実ったのは、C大阪ではなく、全北のほうだった。

77分、左サイドを切り崩したロブレクが折り返すと、ジョン ソンフンがスルー。ここにフリーで待っていたのは、この試合で最も存在感を示していたイ ドングッ。ゴールをよく見て丁寧に放ったシュートは、ゴール前にいたC大阪守備陣をあざ笑うかのように、きれいにゴールネットに吸い込まれた。結局、この韓国代表でも実績豊富なストライカーの殊勲弾が、「試合全体の流れを決めた」(チェ ガンヒ監督)。
C大阪も最後まで同点に追い付こうと必死で戦ったが、アディショナルタイムのキム ボギョンのシュートも、無情にも枠を捉えきれず。勝点を日本に持って帰ることはできなかった。それでも、試合後、「セレッソも互角にハードに戦っていた、違う結果が出てもおかしくなかった」とレヴィークルピ監督。主将の茂庭照幸も「(プラスに捉えると)予選リーグ(グループリーグ)としての0−1の負けは、一番ましなほうだと思うし、次につながる内容。下を向く必要は全然ないし、あと2つ勝てば(ベスト16に)行けると思うので。まずはそこ」と、気持ちを切り替えていた。
キム ボギョンは言う。「リーグもこなしながらACLも一緒に、タイトですがこなしていって、チームでもいい流れを作っていきたい」と。C大阪は、二兎を追うことを、まだまったくあきらめていない。

以上


2011.04.21 Reported by 前田敏勝
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