スカパー!生中継 Ch182 後06:50〜
☆totoリーグ |中断期間を振り返るJ2編
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東日本大震災が発生し、選手それぞれが「自分たちにできること」を考えた日々。みんなで確認しあったのは「サッカー選手としての仕事をまっとうすること」。プレーを通じて人の心を動かし、復興への長い道のりをともに歩むつもりだ。心身を緩めることなくトレーニングを続けてきたのはすべてこの日のため。「自分たちの出番が来た」。富山がホーム開幕戦で再スタートを切る。
横浜FCに逆転勝ちした開幕戦では、戦術の徹底ぶりなどにチームとしての仕上がりの良さを感じさせた。約1カ月でほかのチームも組織整備を進め、アドバンテージはなくなっただろう。しかし、こちらも早熟ではないことを示す進歩をみせている。
安間貴義監督は先週、記者らに練習試合の映像を見せながら選手たちの成長ぶりを説明した。強調したのは、攻撃後の素早い戻り、クリア後のラインアップなど基本を怠らずにプレーできている点。就任した昨秋からの指導が浸透し実を結びつつあるようだ。
先週と今週のトレーニングでは、ラストパスとシュートの精度アップを目指すメニューに多くの時間を割いた。守備の再構築から始めたチームづくりの作業が、フィニッシュの部分に着手できるまで進んでいる。監督は「中断期間をとても短く感じた。選手たちが課題の克服に前向きにトライしてくれ、一日一日が充実していたからだと思う。最後のクオリティーを上げること、昨季の71失点を減らすためのアタック&カバーの徹底など地道な作業ばかりだったが、それを追求してくれた」。足助翔キャプテンは「この期間を無駄にしなかった自信がある」と力強く語る。手ごたえが本物かどうか、いよいよゲームで明らかになる。
対戦する栃木は昨季10位で今季はJ1昇格を目標に掲げる。現在の実力を計るには格好の相手といえるだろう。3年目の松田浩監督のもと[4−4−2]の組織力に定評がある点も、この一戦をさらに興味深いものにする。富山の[3−3−3−1]システムには、国内で主流の[4−4−2]への対抗心が込められている。サイドを使った縦に速い攻め、高い位置からのアグレッシブな守り、ポジションの流動性といった攻撃的な志向をどれだけ表現できるかに注目したい。
昨季は0−1、0−3と連敗した。昨年11月の対戦では[3−3−3−1]で挑んだが、後半に運動量が落ちて一気に3失点した。だが、今は組織の完成度が格段に違う。17日の新潟とのチャリティーマッチでは尻上がりに勢いを増し、後半だけで10本のシュートを放った。当時と同じ轍を踏むことはないはずだ。
DF吉井直人は前回の対戦でFWリカルド・ロボに目の前から先制弾を蹴り込まれた。「ロボにリベンジしたい。間合いを詰め、なるべくペナルティーエリアに侵入させないようにして抑えたい」と話す。GK内藤圭佑は「栃木には能力のある選手がそろっているが、今年の守備は簡単には崩されない。あとはセットプレーがカギ。キックへの準備を早くすることや、マークの指示などをしっかりやりたい。勝って地元の期待に応えたい」と話した。
ホームでは昨年8月1日から勝っていない。連続失点はJ2歴代ワースト3位タイの26試合まで伸びている。Jリーグ入会同期の栃木を下し、不名誉な記録をストップさせたい。
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2011.04.22 Reported by 赤壁逸朗
















