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【J2:第8節 熊本 vs 岐阜】熊本側プレビュー:岐阜を迎える再・開幕戦。戦う気持ちを見せ、再スタートをきりたい。(11.04.23)

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4月23日(土)J2 第8節 熊本 vs 岐阜(13:00KICK OFF/熊本チケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
スカパー!生中継 Ch185 後00:50〜
totoリーグ中断期間を振り返るJ2編
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「こんな状態じゃ、相当やられる」
21日の練習後、高木琢也監督はそう吐き捨てた。紅白戦での切り替えや判断の遅さ、球際の緩さなどを指しての言葉は、全体トレーニングの後で何人かの選手に声をかけて話し込む姿と合わせ、再開が近づいたという緊張感をいっそう高めていた。

3月11日に発生した地震の影響でリーグが中断していた1ヶ月半、支援活動の一環として会場で募金を募った3月19日の鳥栖戦以降、熊本は数多くの練習試合を重ねてきた。35分×3本といった変則的なものも含め、90分の試合に換算すると、その試合時間の合計は12試合分にもなる。
この間、チームとして意識してきたのは、「できるだけゲームをこなして、チーム内での仕事や、それぞれがやることを確認して、質を高めること」(高木監督)。そうした点で見れば、トレーニングマッチでなかなか結果が出なかったとは言え、チャンスの形や回数が少しずつ増えてきたことも確かで、ある程度の手応えは得られたと言っていい。

ただ、気になるのは点が取れていないこと。高木監督以下、選手たちもトレーニングマッチで勝てていないこと自体は悲観していない。だが、例えば3月19日の鳥栖との練習試合でも、立ち上がりからボールを保持し、大きなサイドチェンジなどを織りまぜて試合を優位に進めながら、先制を許したことでゲームの流れが大きく変わってしまったように、取れるときにきっちり取れないと厳しい展開になる。この間、様々な組み合わせが試されてきた前線にあって、軸となっていた長沢駿は言う。
「前の3人の関係がよくなってきたし、中断期間も気持ちを落とさずにいい準備はできた。でも、トレーニングマッチで結果を出せなかったのは反省しないといけないし、FWとしては決めないと話にならない」。フィニッシュやラストパスの精度はもちろん課題だが、得点の確率を上げるには、積極的にゴールへ向かう姿勢を表現することも必要。「自分の特徴であるドリブルや仕掛けでアピールしたい」と仲間隼斗が話していたが、若い選手の思い切ったプレーが、流れを変える可能性を秘めている。

一方で、進歩が見られたと選手たちが捉えているのが守備だ。始動して間もないキャンプ期間に負傷した廣井友信、開幕直後に怪我で一時離脱した市村篤司らも、この中断期間に復帰。先週末にミニキャンプを行い、練習を離れたところでも選手同士のコミュニケーションを深めることができたのも、少なからずプラスに働いている。特に中盤と最終ラインの連携に関しては、「3月の開幕の頃よりもよくなっていると思う」と原田拓は言い、最終ラインに加わった廣井も「練習試合でいろいろな場面をシミュレーションできたのは、リーグ戦につながる」と話す。

迎える岐阜は開幕戦で大分に敗れているものの、高さもスピードもある難しい相手。高木監督は「開幕戦のうちの映像を見れば、前からのプレッシャーに対してロングボールが多くなると思う。そうなるとセカンドボールの勝負。そこで負けるようだと、嶋田(正吾)や染矢(一樹)にやられる」と警戒する。そうした点を踏まえての冒頭の叱咤だったわけだが、いずれにしてもピッチ上で闘う気持ちを見せることができるか、そしてその姿勢から、何を伝えることができるかが問われる試合。最後に南雄太の言葉を引きたい。
「関東でもまだ余震が続いていたり、不安な状況だと聞きます。僕らはそういうこともなくサッカーができているし、それをたくさんの人に見てもらえるのは本当に幸せなこと。試合ができる喜びもあるけど、応援してくれている方の中にも被災した人がいると思うし、そういう方のためにも、『見に来てよかった』と思ってもらえる試合をする義務がある」

アスリートとしてのプライドをかけて、熊本が新たなスタートをきる。

以上

2011.04.22 Reported by 井芹貴志
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