スカパー!生中継 Ch183 後03:50〜
☆totoリーグ |中断期間を振り返るJ2編
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東日本大震災の発生後、毎週末にチャリティーマッチなどの対外試合を組み込み、練習→試合→練習…のリズムを崩さないようにして強化を図ってきた。その間に頻繁に選手の負傷離脱や復帰、メンバーやシステムの変更があったため、約1カ月半ぶりの公式戦に臨む先発の顔ぶれは、3月6日の徳島との開幕戦とは大きく異なる見込みだ。
まずはシステムが、従来の4-4-2から、4-1-4-1に変わる。4月10日の岡山との練習試合から採用され、その試合では選手の戸惑いもあって機能しなかったが(0‐2で敗戦)、16日のC大阪戦では良い結果をつかんだ(主力組同士の30分×2本で、2‐0の勝利)。特に成果が見えたのは守備面で、右から美尾敦、吉野智行、実信憲明、鶴見聡貴と並んだ2列目の4人が、その後方に入った服部年宏とも連係しながらプレッシャーをかけ、C大阪の最終ラインからのビルドアップをたびたび寸断。2点目は、そうした形で相手GKのキックミスを誘ったところから生まれている。
そこから北九州戦に向けては選手の変更があり、21日の紅白戦では吉野に代わって小井手翔太が主力組でプレーした。理由について松田岳夫監督は「(小井手は)本来はサイドの選手だけど、ゴールを目指す上では、あの位置でモビリティー(流動性)を生み出していかなければいけない」と語っている。C大阪戦の2得点は、いずれも相手がゴール前で致命的なミスを犯した末の『プレゼント』で、攻撃、特にゴールに近づいた後の、フィニッシュに持ち込む局面でのパターンの乏しさは、鳥取が抱える開幕前からの大きな課題。4-4-2時代は服部や実信とボランチでコンビを組んでいた吉野を外せば、バランスが崩れて守備面で影響が出る可能性があったが、そのリスクは覚悟の上で、ダイナミックなドリブルやスペースへの飛び出しを持ち味とし、チームトップのスタミナを誇る小井手を起用して、中盤をかき回すことで、ゴールへの突破口を切り開きたい狙いがうかがえる。
この他、センターバックは開幕戦の水本勝成に代わって喜多靖、GKは負傷離脱中の小針清允に代わって井上敦史が起用される。井上は33歳にして悲願のJリーグ・デビューとなるが、09年以降は公式戦出場がない。2週続けて練習試合をこなし、主力組の守備陣との連係も高まってはいるが、試合勘も含め、どこまで力を発揮できるかは、勝敗を分けるポイントの一つとなるかもしれない。
北九州は昇格2年目で昨年のJ2最下位、鳥取は昇格1年目で、数字上は最も実力が接近していると言えるが、松田監督は「ウチにとって、勝つ確率の方が高いチームなんて一つもないし、100パーセントの力を出さなければ勝てないのは、相手がどこであっても同じ」と語り、まずは自分たちの力を出し切ることに注力する。徳島との開幕戦で0‐1の完封負けを喫している鳥取としては、記念すべきJ2初ゴールを誰が決めるかも注目されており、手堅い守備で失点を防ぎつつ、クラブ史に残るゴールを決める選手が現れれば、同様に歴史に残る初勝利に近づくことができる。
以上
2011.04.23 Reported by 石倉利英















