スカパー!生中継 Ch181 後03:50〜
☆totoリーグ |中断期間を振り返るJ2編
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東日本大震災から約6週間。中断していたリーグ戦が再開する。大分は地震による直接的な被害はなかったが、どの選手も精神面を整えるのに苦労したようだが、今はピッチに立てばサッカーに集中し、「自分たちにできることをやる」準備はできた。
この中断期間を「震災があったので決して良かったとは言えない」と前置きしたうえで、田坂和昭監督は「個々のレベルは上がり、明らかにチーム戦術が浸透した」と振り返った。「サッカーができる喜びをかみ締めて、もっと上手くなってリーグ再開後に最高のプレーをするために練習をしよう」と長期のオフを挟むことなく、汗を流してきた。ほぼ毎週末にトレーニングマッチ(以下、TM)を組み、通常通りに練習した。その結果、コンディションはベストに近い状態である。
攻守においてアグレッシブに走ること。守備では、ラインを高く保ち、コンパクトな陣形でボールを奪い、攻撃ではポゼッションしながら、サイドに軸を置き、流動的にポジションチェンジを繰り替えし、得点機を演出する。今季から就任した田坂監督の目指すサッカーに変わりはない。
TMでは、前線を走らせロングボールを多用するチームに対し、前からボールが追えないため、あっさりラインの裏を突かれるケースや、早いリスタートに対しゾーンなのかマンツーマンで守るのか判断が遅くセットプレーから失点する場面があった。これらの課題は、カバーリング、マークの受け渡し、ボールホルダーを追い込む場所や距離感など、守備の連係づくりに多くの時間を割き修正を図った。
新加入選手が半分近くを占めるチームにとっては、プレーだけではなく性格を含め、互いの特長がつかめ、コミュニケーションがとれたのは大きな収穫だ。「開幕に比べチーム力が上がり、誰が出ても同じサッカーができる自信はある」(宮沢正史)と手応えをつかんだ様子。「再開に向けしっかり準備はできた。モチベーションも上がっている」(前田俊介)、「TMで課題と修正を繰り返し、チームはいい状態」(西弘則)と、今節のホーム開幕戦に向け、万全の状態で臨めそうだ。
今季はユニホームスポンサーが、5季ぶりに胸、背中、袖、パンツの4パーツが揃った。県民、企業、行政の三位一体の応援体制が整っている。TMでは多くのサポーターが訪れ、大きな声援を送った。「皆さんの今季にかける期待を感じている。自分たちでアクションを起こし、今年のサッカーは違う。大分のサッカーはこうだ!という試合を見せたい」と今節ホーム開幕戦を迎える新指揮官は、ファン、サポーター、そして被災者のために全力プレーで勝利を目指すことを約束した。
今季はJ2史上最高のレベル。上位と下位の差がない――。田坂監督をはじめ、どのチームの監督も口にする。延期になった6試合の代替試合が10月までに満遍なく配され、年間通して休みのない長丁場の戦いがはじまる。サッカーのある日常に感謝し、被災地に笑顔と希望が芽生えるような試合を期待したい。
以上
2011.04.23 Reported by 柚野真也















